攻城団は7月18日、全国のお城の入城者数(観光客数)の最新調査結果を発表した。調査は2024年6月5日~7月12日、全国189城の管理事務所や自治体、観光協会の協力を得て行われた。
トップ3には、大阪城(大阪府大阪市)、名古屋城(愛知県名古屋市)、二条城(京都府京都市)が選ばれた。今回の調査で判明したお城の約7割が前年比プラスになっているように、全国的に入城者数は大幅に増加している。この理由としては2023年5月に新型コロナウイルスが感染症法上の5 類に移行したこと、NHK大河ドラマ「どうする家康」がお城と関連性の高い作品だったこと、円安に伴いインバウンド(訪日外国人観光客)が増えていること、の3点が挙げられる。
なお全国のお城には入城チケットが必要な有料の場所と、城址公園として整備されており無料で見学できる場所がある。公平を期すため、有料施設のみに限定したランキングと、城址公園や山城を含むすべてのお城を対象にしたランキングのふたつを発表しており、後者では金沢城(石川県金沢市)や江戸城(東京都千代田区)などがランクインしている。また、今回の調査から、有料施設においてはチケットを購入した有料入城者数、外国人観光客数についても調査が行われた。