暮らしのすぱいすは7月17日、「マイナス金利政策解除」による住宅ローン変動金利への影響に対する意識調査の結果を発表した。調査は6月24日~27日、30才~55才の男女でマイホームを購入している1631人を対象にインターネットで行われた。
変動金利で住宅ローンを組んでいる人は52%
マイホームの住宅ローンについて聞いたところ、52%が「変動金利でローンを組んでいる」、39%が「固定金利でローンを組んでいる」、9%が「一括で購入した」と回答した。住宅ローンを組んでいる人のみで割合を出した場合は、およそ57%が変動金利を選択、43%が固定金利を選択していることになる。
マイナス金利政策解除について不安を感じている人は62%
「変動金利でローンを組んでいる」と回答した788人に「日銀のマイナス金利政策解除に不安を感じますか?」と聞いたところ、484人(62%)が大なり小なり「不安を感じている」と回答し、一方で304人(38%)の方が「とくに気にしていない」、「マイナス金利政策解除のことを知らなかった」と回答した。
現状80%が固定金利への借り換えは検討していないと回答
「変動金利から固定金利への借り換えを検討していますか?」と聞いたとったところ、「すでに借り換えの予定がある」と回答したのが18人(2%)、「検討している」と回答したのが63人(8%)、「少し検討している」と回答したのが80人(10%)、「検討していないが金利上昇に不安を感じる」と回答したのが263人(34%)、「とくに考えていない」と回答したのが364人(46%)という結果になった。金利上昇への不安はあるものの、現状では8割が固定金利への借り換えを検討していないと回答している。
54%が繰上げ返済を検討も、うち半数以上が金銭的理由で難しいと回答
「変動金利でローンを組んでいる」と回答した人のうち788人を対象に「繰上げ返済を検討していますか?」とアンケートをとったところ、200人(25%)が「繰上げ返済を検討している」、230人(29%)が「検討しているが金銭的な理由で難しい」、358人(46%)が「とくに考えていない」と回答した。全体の54%が繰上げ返済を検討しているものの、そのうち半数以上が金銭的理由で断念しているという結果に。