京王電鉄は17日、京王線の実写映像を見ながら電車運転を体験できる「京王トレインシミュレータ」を2カ所に導入すると発表した。

  • 「京王トレインシミュレータ」イメージ

「京王トレインシミュレータ」は、初心者から上級者まで誰でも運転できるように製作された運転シミュレータ。鉄道好きのこどもをはじめ、幅広い年齢層の鉄道ファンが京王線により多くふれられるように、コンパクトに持ち運べる可搬型とした。

新宿~高尾山口間を実際の車両から撮影した映像を用い、運転士と同じ目線で5000系の運転を体験できる。京王電鉄が採用しているATC装置を実感的に再現したほか、こどもや初心者も安心して運転できるよう独自の運転支援システムを導入した。

上級者向けに、現役運転士と同じ操作で運転体験できる「マスターモード」も用意。信号確認の運転士と車掌の声を元運転士の鉄道タレント・響丈さんとママ鉄タレント・豊岡真澄さんが担当している。プレイヤーが自分で信号喚呼できるモードも搭載した。

  • 京王プラザホテル八王子「KEIOトレインルーム」イメージ

  • シミュレータ画面イメージ

7月17日から「KEIO eSPORTS LAB. CHOFU」(調布市)に設置され、スクールに入会した会員が体験可能。「京王プラザホテル八王子」(八王子市)でも、シミュレータを常設した客室「KEIOトレインルーム」を8月1日宿泊分から販売する。