徳島県は四国地方の東端に位置し、美しい自然景観と独特な文化を持つ地域です。特に阿波おどりは全国的に有名で、毎年夏には多くの観光客が訪れます。

また、鳴門の渦潮や大歩危・小歩危といった自然景観も魅力の一つです。農産物も豊富で、すだちやなると金時などの特産品が広く知られています。徳島ラーメンや阿波尾鶏といった地元の食文化や食材も多くの人々に愛されています。

そこで今回、マイナビニュース会員を対象に「徳島県といえば何を思い浮かべる?」というアンケートを行いました。知れば次の旅行先に選びたくなる、そんな徳島県の魅力をチェックしてみてください。

徳島県といえばランキング

  • 徳島県といえばランキング

    徳島県といえばランキング

  • 1位:阿波おどり(34.4%)
  • 2位:鳴門の渦潮(鳴門海峡)(19.5%)
  • 3位:すだち(5.1%)
  • 4位:なると金時(4.6%)
  • 5位:徳島ラーメン(4.1%)
  • 6位:大歩危・小歩危(3.6%)
  • 7位:かずら橋(3.1%)
  • 7位:鳴門わかめ(3.1%)
  • 9位:阿波牛(2.1%)
  • 10位:眉山(1.5%)
  • 10位:大菩薩峠(1.5%)
  • 10位:阿波尾鶏(1.5%)
  • 10位:とくしまバーガー(1.5%)
  • 14位:大塚国際美術館(1%)
  • 14位:剣山(1%)
  • 14位:霊山寺(1%)
  • 14位:落合集落(1%)
  • 14位:でこまわし(1%)
  • 14位:フィッシュカツ(1%)
  • 14位:鳴ちゅるうどん(1%)
  • 21位:大轟の滝(0.5%)
  • 21位:樫原の棚田(0.5%)
  • 21位:小便小僧(祖谷)(0.5%)
  • 21位:恋人岬(0.5%)
  • 21位:大浜海岸(0.5%)
  • 21位:たらいうどん(0.5%)
  • 21位:鳴門鯛(0.5%)
  • 21位:祖谷そば(0.5%)
  • 21位:半田そうめん(0.5%)
  • 渦の道
  • 薬王寺
  • まめ玉
  • 阿波ジビエ

次は1位~10位の読者が選んだお勧めの理由を一部紹介します

1位:阿波おどり(34.4%)

  • 阿波おどり

    阿波おどり

阿波おどりは、徳島県で400年以上の歴史を持つ伝統芸能で、日本三大盆踊りの一つに数えられます。毎年8月に開催される阿波おどりは、国内外から多数の観光客が訪れる大規模なイベント。踊り子たちは華やかな衣装をまとい、「ヤットサー、ヤットヤット」の掛け声とともに踊ります。また、徳島市にある阿波おどり会館では、年間を通じて阿波おどり公演を楽しむことができます。

おすすめする理由

  • 「徳島の阿波おどりは有名ですよね。素敵です。」(女性・49歳)
  • 「毎年阿波おどりの時期は休みをとって観るくらい楽しみな行事。」(男性・40歳)
  • 「有名で昔から馴染みがあるから。身近に感じながらも郷土色がしっかりあるので好きです。」(男性・52歳)
  • 「豪快に踊る連の集団の豪快な踊りを現地で見られるのは最高に気分が上ります。いつまでも続く連※の流れと女性の踊りは勇壮で感動してしまいます。※阿波踊りをしているグループのこと」(男性・56歳)
  • 「徳島といえば、間違いなくコレだと思う。」(女性・60歳)

2位:鳴門の渦潮(鳴門海峡)(19.5%)

  • 鳴門の渦潮

    鳴門の渦潮

鳴門の渦潮は、徳島県鳴門市と兵庫県南あわじ市の間にある鳴門海峡で発生する渦潮です。満潮と干潮の高低差と鳴門海峡の特殊な地形によって、日本一の速さの強い潮流が生まれ、渦潮が形成されます。海峡の幅は約1.3キロメートルで、中央部は深さ約100メートルと深く、ここを通る潮流は速く流れます。大潮の際には渦の直径が最大時に約30メートルに達することもあり、世界三大潮流の一つとして知られているのです。渦潮は観潮船や大鳴門橋の橋桁、鳴門海峡と大鳴門橋の大パノラマと一緒に渦潮を楽しめる“展望台から観察でき、人気の観光スポットとなっています。

おすすめする理由

  • 「観潮船に乗った際、船酔いも忘れて興奮していた。」(男性・40歳)
  • 「日本三大潮流の一つである関門海峡とも違う、渦の凄さにびっくりしたから。」(男性・49歳)
  • 「迫力が、半端でない。何度でも、見てみたい。」(男性・62歳)
  • 「やはり鳴門海峡の渦潮は徳島旅行の必見ポイントです。公園から見下ろす景色はここでしか見ることができません。」(男性・64歳)
  • 「鳴門海峡の潮流はイタリアのメッシーナ海峡、カナダのセイモア海峡とならんで『世界三大潮流』の一つといわれているから。」(男性・60歳)

3位:すだち(5.1%)

  • すだち

    すだち

すだちは徳島県を代表する香酸柑橘類で、徳島県のすだちは「緑の宝玉」と呼ばれています。徳島県名西郡神山町には推定樹齢200年のすだちの古木も存在し、徳島県で国内生産の9割以上を占めており、年間生産量は約8,000トンに上るのです。料理や飲み物の風味付けに使われ、特に冷奴や焼き魚に添えることが一般的です。

おすすめする理由

  • 「サンマに付け合わせで毎年食べてる。」(男性・51歳)
  • 「徳島の知り合いによく頂いた。」(男性・55歳)
  • 「すだちを土産に買って好評だった。」(男性・58歳)
  • 「絞って飲んだら美味しかったから。」(男性・39歳)
  • 「父親の田舎でよく帰省もしましたし、よく家で鍋をするときにすだちを使っていました。」(男性・51歳)

4位:なると金時(4.6%)

  • なると金時

    なると金時

なると金時は、徳島県を代表するさつまいもで、外皮が薄く金時豆のような鮮やかな紅色が特徴です。温暖で乾燥した瀬戸内式気候と、海のミネラルを含む砂地で育つため、きめ細かく上質な甘みを持ちます。徳島県内で栽培されるなると金時は、その品質からさつまいものトップブランドとして評価されています。

おすすめする理由

  • 「なると金時は美味しかったです。」(男性・51歳)
  • 「やっぱり美味しいから。」(女性・50歳)
  • 「さつまいもでは一番美味しい。」(男性・61歳)

5位:徳島ラーメン(4.1%)

  • 徳島ラーメン

    徳島ラーメン

徳島ラーメンは徳島県のご当地ラーメンで、スープの色により白系、黄系、茶系(黒系)の三種類に分類されます。白系は鶏ガラベースのスープで、さっぱりとしていながらもコクがあります。黄系はスープはあっさりとしていながらも、しっかりとしたコクがある豚骨ベースのスープが特徴です。茶系(黒系)は醤油ベースのスープが特徴で、濃厚で深い味わいがあります。具材は店舗によって異なりますが、豚バラ肉、ねぎ、もやし、生卵が主に用いられます。

おすすめする理由

  • 「美味しかったのでよく覚えている。」(男性・44歳)
  • 「味がおいしいことと値段が安く食べやすいから。徳島に行く価値がある。」(男性・48歳)
  • 「ラーメンが好きで、徳島ラーメンの見た目に惹かれる。」(男性・29歳)

6位:大歩危・小歩危(3.6%)

大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)は徳島県三好市に位置し、吉野川によって形成された深い渓谷です。大歩危は「大股で歩くと危険」、小歩危は「小股で歩いても危険」という意味から名づけられていると言われており、急流と切り立った岩壁が特徴です。四季折々の美しい景観が楽しめ、ラフティングや遊覧船による観光が人気となっています。

おすすめする理由

  • 「景勝地として魅力的だから。」(男性・44歳)
  • 「以前家族でキャンプに行ったから。」(男性・61歳)

7位:かずら橋(3.1%)

祖谷(いや)のかずら橋は、徳島県三好市の渓谷に位置する日本三奇橋の一つです。丈夫で腐りにくいシラクチカズラという植物を編んで作られた、全長45メートル、幅2メートル、高さ14メートルの吊り橋です。橋は安全のために3年ごとに架け替えられます。春には藤の花が美しく咲き誇り、外国人にも人気の観光スポットです。

おすすめする理由

  • 「全国でも珍しいつり橋でロマンを感じる。」(男性・69歳)
  • 「蔦で作られた橋やアマゴの串焼きが思い出です。」(女性・55歳)

7位:鳴門わかめ(3.1%)

鳴門わかめは、鳴門市周辺の鳴門海峡で育つ高品質なわかめです。潮流が速く、豊富なミネラルを含むこの海域で育つわかめは、肉厚で色鮮やかです。煮込んでもコシがあり、歯切れの良さが特徴です。

おすすめする理由

  • 「鳴門のわかめはとっても美味しくておすすめです。」(女性・60歳)

9位:阿波牛(2.1%)

阿波牛は、徳島県内で飼育された黒毛和種で、一定の基準を満たした場合に呼称可能な牛肉です。生産者の特定がされており、お客様の手元に届くまでの流通経路がはっきりしています。柔らかくきめ細かい肉質と美しい霜降りは、口の中でとろけるような食感が楽しめます。

おすすめする理由

  • 「肉が大変美味しかった。」(男性・49歳)

10位:眉山(1.5%)

眉山は徳島県徳島市にある標高290メートルの山で、その名は眉の形に似ていることから由来しています。山頂へは眉山ロープウェイでアクセス可能で、徳島市内や瀬戸内海を一望できる絶景スポットとして人気があります。特に春にはソメイヨシノ約500本が咲き誇り、県内で唯一「日本さくら名所100選」にも選ばれています。

おすすめする理由

  • 「松嶋菜々子主演の映画を見たので。」(男性・75歳)

10位:大菩薩峠(1.5%)

徳島県阿南市にある大菩薩峠は、オーナーが自ら敷き詰め、積み上げて築かれたレンガ造りの喫茶店で、その名は山梨県の大菩薩峠から取られているそうです。ツタの絡む建物は、ジブリの名作『天空の城ラピュタ』の世界観に似ており、独特な雰囲気が魅力です。廃墟感が漂っていますが、喫茶店として営業しており店内では食事も楽しめます。

おすすめする理由

  • 「とても美しいなと思いました。」(女性・36歳)

10位:阿波尾鶏(1.5%)

阿波尾鶏は徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課で開発された地鶏で、「阿波おどり」にちなんで名付けられました。イノシン酸やグルタミン酸などのうまみ成分やたんぱく質が豊富で、脂肪分が少ないことが特徴です。

おすすめする理由

  • 「日本を代表するものなので。」(男性・60歳)

10位:とくしまバーガー(1.5%)

とくしまバーガーは、徳島県の特産品や地元食材を活用したご当地バーガーです。先ほど紹介したなると金時、すだち、阿波牛、阿波尾鶏や、阿波ポーク、れんこんなど徳島産の食材を、各店が独自のレシピで提供しています。審査会が審査基準をクリアしたバーガーが「とくしまバーガー」を名乗ることができます。

おすすめする理由

  • 「ボリューム満点で徳島名産の食材を使っていて美味しいから。」(男性・48歳)

徳島県観光のおすすめの季節は?

最後に、「徳島県観光におすすめの季節」を聞いたところ、以下のような結果になりました。

1:春(3月~5月)(31.1%)
2:夏(6月~8月)(30.0%)
3:年間通しておすすめ(19.5%)
4:秋(9月~11月)(16.8%)
5:冬(12月~2月)(2.6%)

「春(3月~5月)」がおすすめの理由

  • 「気候が良いし、桜の見どころも多い。」(男性・75歳)
  • 「暖かい瀬戸内を感じるのは、早春がよいと感じます。」(男性・60歳)
  • 「漁が盛んで、旬の春の鯛料理がおいしい。」(女性・41歳)
  • 「過ごしやすい気候で景色も綺麗な春がよい。」(男性・44歳)
  • 「 春の花々や新緑の大歩危、祖谷渓など自然景観が美しい時期で、春と秋の大潮の時期は渦潮が最もダイナミックになる見頃の時期なのでおすすめです。」(男性・60歳)
  • 「春をお勧めしますが、海の上は陸上とは全く違う体感温度です。特に曇り空や風の強い日は肌寒く感じるので、5月の晴れた日がちょうどいいと思います。また、徳島ラーメンを食べるにしてもちょうどいい季節です。この時期なら、徳島県に渡って大歩危小歩危のハイキングやかずら橋へ行くのもいいと思います。」(男性・62歳)

「夏(6月~8月)」がおすすめの理由

  • 「やはり阿波おどりの季節だからですね。」(男性・47歳)
  • 「阿波おどりや街並みのお祭り風景は一見の価値あり。」(男性・40歳)
  • 「阿波おどりも見られるし、キャンプもできるから。」(男性・61歳)
  • 「夏祭りと夏の暑さが、徳島の魅力に叶っていると思うから。」(男性・51歳)
  • 「橋の下の渓谷に降りられて石の上で涼むと自然のありがたさを感じます。」(女性・55歳)

「年間通して」がおすすめの理由

  • 「四季折々で別の顔がある。」(男性・47歳)
  • 「自然に覆われた徳島県は、年中いつ訪れても、いろいろな観光地やおいしい名物などで、年中通して楽しめる場所だと思います。」(女性・61歳)
  • 「温暖な気候で四季折々楽しめます。」(男性・69歳)

「秋(9月~11月)」がおすすめの理由

  • 「サンマの季節だからすだちも美味い。」(男性・51歳)
  • 「紅葉がかずら橋とマッチしている。」(男性・73歳)
  • 「渦潮のクルーズ船に乗っても暑すぎずちょうどいいと思うから。」(女性・24歳)

「冬(12月~2月)」がおすすめの理由

  • 「海産物が脂がのって美味しい」(男性・44歳)
  • 「徳島県は冬の時期は割と観光客も少なくゆったりと観光地巡りができると思うから。大塚国際美術館や鳴門の渦潮のクルーズ船巡りは日垣的スムーズに行動ができます。」(男性・62歳)

徳島県のまとめ

徳島県といえばランキングをご紹介しました。徳島県はその独特な文化と豊かな自然が魅力の県です。阿波おどりや鳴門の渦潮といった観光名所から、すだちや徳島ラーメンといったグルメまで、多彩な楽しみ方があります。今回のランキングを参考に、次回の旅行先に徳島県を選んでみてはいかがでしょうか。ぜひ一度足を運んで、その魅力を直に感じてください。

調査時期:2024年6月14日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計305人(男性: 234人、女性:71人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート