OpenStreetは7月16日、シェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」において、新型車両「電動サイクル」を用いたシェアリングサービスの実証事業を大阪府堺市の泉北ニュータウン周辺で開始した。
電動サイクルはglafitと共同開発した新型車両。自転車のような形をしており座って乗れるが、ペダルをこがずに走るフル電動仕様となっており、電動キックボードと同じ特定小型原付として扱われる。1月末に登場し、千葉市やさいたま市の一部エリアで約200台が運用されている。
特定小型原付をめぐっては運転マナーや危険性の問題が取りざたされることも多いが、HELLO CYCLINGの電動サイクルでは、導入開始から7月16日までに交通違反の検挙や交通事故は発生していないという。
西日本初となる今回の堺市への導入にあたっては、泉北ニュータウン地域の既存ステーション12カ所(電動アシスト自転車を提供中)にラックを増設し電動サイクルへの対応を行ったほか、公園や公共施設などに6カ所のステーションを新設し、計18カ所に50台の電動サイクルを配備した。高低差の多い地域で幅広い年齢層が利用できる新しい移動の選択肢を提案する。