女優の飯沼愛が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『南くんが恋人!?』(毎週火曜21:00~※初回拡大スペシャル)がきょう16日にスタートする。
■“男女逆転”で描かれる『南くんが恋人!?』
1987年に刊行された内田春菊氏の人気漫画『南くんの恋人』。テレビ朝日では、1994年に高橋由美子&武田真治、2004年には深田恭子&二宮和也と二度にわたって連続ドラマ化してきたが、今回は、1994年版でも脚本を担当した岡田惠和氏の脚本で、「男女逆転バージョン」として映像化することに。これまでの作品で15cmの手のひらサイズになってきたのは女の子=ちよみ(飯沼)だったが、今作では南くん(FANTASTICS八木勇征)が手のひらサイズになって、ちよみの前に現れる。
今作には、飯沼、八木をはじめ、木村佳乃、武田真治、沢村一樹、加賀まりこといった豪華キャストが集結。複雑な家族構成ながら、どこよりも温かく魅力的な堀切家を木村、武田、加賀らが演じあげるほか、ちよみの恋敵役となる武田玲奈や親友役の大和奈央、そして南くんのライバル役の岩瀬洋志ら若手俳優も。ちよみの実家である美容室「ガーベラ」や武田演じる信太郎が営む焼き鳥店「信真」の常連客には室井滋、光石研、南くんの両親役の沢村一樹&八木亜希子と、個性豊かなキャスト陣もドラマに彩りを与える。“ちよみの実の父親でサンドウィッチマン似の男”役でサンドウィッチマン・富澤たけしも出演する。
幼い頃から仲良しだったちよみと南くん。その存在は、幼なじみのお兄ちゃんから恋人へと変わり、幸せな日々はずっと続くと思われていた。南くんの大事なバスケの試合の後、小さいころから約束していた”お城”に向かう約束をした2人。しかしいつもの場所で待ち続けるちよみの元に、いつまで経っても南くんは現れない。一方、試合を終えた南くんには、必死でちよみの元に向かう途中、大きなトラックが向かってきて!? 「やっぱり、南くんが約束をすっぽかすわけない」そう思ったちよみは、一度は後にした待ち合わせ場所に再び向かいます。その頃、まさかの出来事が起きてしまった南くんは必死にちよみの元へ行こうとして……!?
【編集部MEMO】第1話あらすじ
湘南の海にほど近い街――そこで暮らす堀切ちよみ(飯沼愛)は、今まさに高校生活最後のバスケットボール県大会予選に挑んでいた。母の楓(木村佳乃)、祖母の百合子(加賀まりこ)、血は繋がらないけれど父の信太郎(武田真治)、弟の拓真(番家天嵩)が見守る中、万年控え選手だったちよみについに出場機会が巡ってきたその時、ちよみの幼なじみであり、最愛の人、そしてバスケットボール界のスターでもある南浩之=南くん(八木勇征)が体育館に応援に駆けつける。残念ながら試合には負けてしまい、清々しさの中にも一抹の後悔を残すちよみ。そんなちよみに、南くんは慰めと励ましの言葉をかける。いつだって完璧な南くんに、ちよみは少しだけ不安な気持ちを抱くのだった。ほどなくして、南くんの大学バスケ部の試合が開催されることに。応援に行くというちよみと南くんは、試合後にある約束を交わす。そして迎えた試合当日。試合開始前に体育館を訪れたちよみは、南くんがバスケ部コーチの佐川美鈴(武田玲奈)と親しげに会話する様子を目にする。自分には入り込めない雰囲気を感じたちよみは、試合中もどこか疎外感を感じてしまう。複雑な気持ちのまま、約束通り、南くんとの待ち合わせ場所に向かったちよみだったが、なぜかいつまで待っても南くんは現れず……。