アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔と、女優の奈緒がW主演を務める、映画『傲慢と善良』(9月27日公開)の場面写真が16日、公開された。

映画『傲慢と善良』場面写真を公開

この度、リアルな恋愛観や価値観を浮き彫りにした本作に登場するキャラクターたちの場面写真が公開された。藤ヶ谷演じる西澤架は社交的な性格で友達も多く、仕事も恋愛も順風満帆。ある日、長年つきあった彼女にフラれたことをきっかけに、マッチングアプリを始める。そこで出会った真実と付き合うが、1年経っても将来を決められない傲慢な部分も。突然失踪した真実の行方を追う内に、架は知りたくなかった彼女の“過去と嘘”に向き合うことになる。

奈緒演じる架の婚約者坂庭真実は、英会話教室で働く事務員。控え目な性格で、進路も結婚相手も人に決めてもらうなど、これまで親の敷いたレールの上で善良に生きてきた。マッチングアプリで出会った架からプロポーズを受けるが、突然失踪。彼女の人生を賭けたある行動が、架を大きく動かすことになる。

さらに、原作にも登場する重要なキャラクターとして、真実が出会う災害ボランティアのリーダーに高橋耕太郎(倉悠貴)、架の古くからの友人で要領よく生きてきた“勝ち組”の美奈子(桜庭ななみ)の姿も。美奈子ははっきりとした物言いで、架に真実を紹介されると、思わず元カノと比べるような発言をしてしまう。真実がストーカーに襲われた夜も、架たちとの飲み会に参加していた。

真実の姉である岩間希実(菊池亜希子)は自分の道は自ら決めていくタイプ。真実の理解者ではあるが、親の言うことばかり聞く真実を批判する一面もあり、真実の失踪を他の男と逃げたのではと疑っている。小野里(前田美波里)は、真実の実家近くにある結婚相談所の所長で、真実の母親に依頼され、真実にお見合い相手を紹介する。真実の失踪について尋ねてきた架に対し、核心に迫る言葉を与える。

原作の大ファンであり映画化を熱望していた藤ヶ谷と奈緒。荻原健太郎監督は「スターなのに誰とでも常にフラットに接する藤ヶ谷さんと重なる部分を感じました。藤ヶ谷さんのコアにあるそういう優しさが現場で常に滲み出ていて、どんどん架の事が好きになりました。奈緒さんは真実というキャラクターの背景をどこまでも深く広く想像力をもって演じてくださいました。撮影前は想像していなかった真実の姿を見る度に真実が自分の想像を超えて魅力的な女性であると気付かされました」と、スタイリッシュな雰囲気を纏いながらもどこか天然な男性を器用に演じた藤ヶ谷と、ストーリーが進むごとに違う表情を魅せる真実を演じた奈緒の表現力の奥深さを絶賛している。

【編集部MEMO】
映画『傲慢と善良』は、辻村深月氏による同名小説の実写化作。仕事も恋愛も順調だった30代の架(藤ヶ谷太輔)は、長年つきあった彼女にフラれてしまい、マッチングアプリで婚活を始める。そこで出会った控えめで気の利く真実(奈緒)と付き合い始めるも1年たっても結婚まで踏み切れずにいたある日、ストーカーの存在を告白される。 そんな矢先「架くん、助けて!」と恐怖に怯えた真実からの着信が。彼女を守らなければとようやく婚約した直後、真実が突然消えた。居場所を探すうち明らかになっていく、知りたくなかった過去と嘘。すべてをさらけ出した2人の“一生に一度の選択”とは。

(C)2024 映画「傲慢と善良」製作委員会