森永乳業は、「大腸(おなか)の健康に関する意識調査」結果を7月11日に発表した。同調査は2024年3月1日~5日の期間、全国9地方(北海道、東北、関東、東海、北陸、関西、中国、四国、九州・沖縄)の20~60代の男女6,983人を対象にインターネットを用いて行われた。

  • 定期健診受診率と体重や体脂肪などの定期的なチェックについて

「定期健診を受けている」人の関西地方平均は、34.8%だった。これは全国平均(37.8%)より3.0%低く、全国地方別の中でも下位2位の結果だった。また、「体重や体脂肪などを定期的にチェックしている」人は、関西地方平均では全国平均(25.3%)に比べて0.8%低い結果になった。

府県別では、「定期健診を受けている」人は、1位「兵庫県」(38.6%)、最下位「大阪府」(29.4%)だった。「体重や体脂肪などを定期的にチェックしている」人は、1位「和歌山県」(28.6%)、最下位「大阪府」(21.9%)という結果に。また、「定期健診を受けている」と「体重や体脂肪などを定期的にチェックしている」がいずれも関西地方平均より高いのは滋賀県、奈良県、和歌山県で、低いのは京都府と大阪府となった。

  • 大腸(おなか)の健康の意識と不調について

関西地方平均では、「大腸(おなか)の健康を意識している」(「意識している」・「どちらかと言えば意識している」の合計)と答えた人が50.5%と、全国平均と同程度で、2人に1人が日頃から大腸(おなか)の健康を意識していることがわかった。また、「大腸(おなか)の不調があるか」と尋ねた結果では、全国平均より0.3%低い36.7%の人が「不調がある」(「ある」と「どちらかといえばある」の合計)と回答した。

府県別では、「大腸(おなか)の健康を意識している」人は、1位「奈良県」(55.4%)、最下位「大阪府」(45.3%)で、2つの府県では10%以上の開きがあった。また、「大腸(おなか)の不調がある」人は、1位「大阪府」(38.2%)、最下位「京都府」(34.0%)だった。大阪府は、「大腸(おなか)の不調がある」人が最も多いにもかかわらず、「大腸(おなか)の健康を意識している」人が最も少ないことがわかった。

  • 大腸(おなか)の健康のために行っていること

現在、大腸(おなか)の健康のために行っていることを尋ねたところ、関西地方平均で最も回答率が高かったのは「ヨーグルトを食べる」の36.6%で、2位より10%以上も高く、全国平均と同じ3人に1人以上がおなかの健康のためにヨーグルトを食べていることがわかった。2位以降は、「野菜や果物を多く摂る」(26.0%)、「納豆を食べる」(25.9%)、「水を多く飲む」(25.6%)と、1位に続き、飲食による対策が上位にあがっている。

また、大腸(おなか)の健康のために行っていることの1位であった「ヨーグルトを食べる」人を府県別でみると、1位兵庫県で、関西地方平均より約2%高い、38.5%だった。また、「大腸(おなか)の不調がある」人が最も多い大阪府は、「ヨーグルトを食べる」が最下位(34.9%)であることがわかった。

「野菜や果物を多く摂る」、「食物繊維の多い食事を心がける」を府県別にみると、いずれも1位「和歌山県」で、最下位「大阪府」だった。「野菜や果物を多く摂る」と「食物繊維の多い食事を心がける」がいずれも関西地方平均を上回ったのは、「和歌山県」と「滋賀県」だった。一方で、いずれも関西地方平均を下回ったのは、「大阪府」と「兵庫県」だった。