俳優の駒木根葵汰、タレントの松本仁が、テレビ朝日の“シン・時代劇ドラマ”『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(毎週水曜24:15~※一部地域除く)に、17日放送の第12話から出演する。

  • 駒木根葵汰=テレビ朝日提供

■手塚治虫氏原作『君とゆきて咲く~新選組青春録~』

手塚治虫氏の隠れた名作『新選組』を初映像化する今作では、熱い友情で結ばれながらも、時代の波に翻弄され、やがて白刃を交えることになる2人の若き隊士、鎌切大作(前田拳太郎)と深草丘十郎(奥智哉)の姿、幕末という混沌の時代を閃光のごとく駆け抜け、はかなく散っていった新選組隊士たちの青春を2クール連続放送で描く。これまでの時代劇にはない流麗な“剣舞”も織り交ぜ、ニュースタイルの時代劇を創出する。前章では、丘十郎と大作の運命の出会いから友情を育んでいく様を美しくも鮮やかに描き出したほか、新選組が徐々に進化、拡大を遂げていく過程も描写した。これからはじまる新章では、“池田屋事件”で亡き父の仇を討った丘十郎が隊士としての使命に目覚める一方で、大作は丘十郎が自分を守るために親友・庄内玄悟(上野凱)を斬った事実に直面して苦悩。思わぬ形で“仇同士”になってしまった2人が、後戻りのできない壮絶な運命にもがき苦しんでいくことに。さらに、時代に翻弄され、変化を余儀なくされていく新選組の姿も克明に描かれていく。

■“ゼンカイジャー”駒木根葵汰、新章から登場

新選組に大きな変化をもたらすのが、新キャラクター・伊東甲子太郎、鈴木三樹三郎の兄弟。2人とも歴史上の人物で、甲子太郎は武力、知力、政治力すべてに優れ、交渉術にも長けていることから新選組に“参謀”として招き入れられる。しかし、甲子太郎は自分にふさわしい品格を持つ相手としか言葉を交わさないという信条を持ち、そのほかは弟の三樹三郎を通じて意思表示を行う、気位の高い男で……。

甲子太郎を演じる駒木根は、『機界戦隊ゼンカイジャー』(21年~22年)で主演を務め、続く『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(22年~23年)にもレギュラー出演。19日スタートのドラマ『伝説の頭 翔』にも出演が決まっている。今回は『機械戦隊ゼンカイジャー』と同時期に放送していた『仮面ライダーリバイス』に出演していた前田・奥との“ヒーロー共演”が実現することに。ゴールドのインナーカラーを入れた長髪にも注目だ。駒木根は「この物語の重要人物を任せていただいたこと、そして実在する人物を演じることはいつもと違った緊張を感じました。『君とゆきて咲く』後半戦もお楽しみください」と、新章のキーパーソンを演じる決意を明かしている。

そして兄・甲子太郎を敬い、付き従う弟・三樹三郎を演じるのが、“真剣オーディション”で大きなインパクトを残した松本仁。本作ではドラマスタート前に『人生が変わる、シン・時代劇オーディション「真剣 SHINKEN」~新選組への道~』を開催し、約800名の応募者の中から羽谷勝太が南無之介役を勝ち取った。また、最終選考まで残った3名、柊太朗は原田左之助役、庄司浩平は斎藤一役、上野凱は庄内玄悟役に抜擢されている。『男子高生ミスターコン2021』でグランプリを獲得し、『今日、好きになりました。朝顔編』(2021年/ABEMA)などで注目を浴びた松本も、このオーディションに参加。オーディション時点で演技歴8カ月とキャリアは浅かったものの、合宿中に演じることの楽しさを覚えて急成長。最終選考直前の団体演技の時点で惜しくも脱落したが、視聴者による敗者復活投票で第1位に選ばれ、三樹三郎役での出演がかなった。敗者復活投票で選ばれた際は「自分自身、ちゃんと役をいただいて映像作品に出るのは初めて。僕にとって初めての大事な作品になるのでめちゃめちゃ気合いを入れて頑張っていきたいと思います」と語っていたが、三樹三郎役でどんな存在感を示してくれるのか。そして駒木根、松本が演じる“参謀兄弟”の加入により、新選組は歯車を乱し、思わぬ亀裂を生じさせていくことに……。

【編集部MEMO】
新章開幕を記念して、24日(14:30スタート)に『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION』内の、六本木ヒルズアリーナで「君ゆき夏祭り 新章スタート記念会見イベント」を開催することが決定。メイン隊士を演じる10人(前田拳太郎・奥智哉・杢代和人・羽谷勝太・柊太朗・庄司浩平・藤岡真威人・阪本奨悟・永田崇人・高野洸)のキャストが登壇する。入場無料で、優先券付き「サマチケ」購入で優先入場が可能となる。