アイドルグループ・NGT48の奈良未遥が7月1日、1st写真集『こんな風に見られているのか?』(blueprint 3,300円)を発売した。同作のタイトルが示すように、本人ですら気づかなかった多面的な魅力をとらえた一冊になっている。写真集発売は6年越しの夢だったという彼女に、念願が叶った心境や、同作の撮影秘話を聞いた。(前後編の前編)

  • 奈良未遥

    奈良未遥 撮影:島本絵梨佳

夢を口にするのに心が折れてしまったときも

――1st写真集発売おめでとうございます! 発売が決まったときのお気持ちを教えていただけますか?

ずっと自分の叶えたい夢だと話していたので、実際に決まったときは、本当なのかな? と疑ってしまうくらい、現実味がなくて(笑)。今も夢心地なのですが、本当に素直にうれしく思いました。あ、ついに夢が叶うんだなって。

――写真集発売は6年越しに実現した夢だとか。最初に言葉にしたときのことを覚えていますか?

SHOWROOMさんで配信をしていたときに、ポロッと言ったのが6年前でした。当時、グラビアに挑戦して、撮影していただくことが好きなんだと気づいて。それから年齢を重ねていくうちに、自分のやりたいことってなんだろうな、叶えたい夢ってなんだろうなって考えたときに、やっぱり私は写真集を出したいと思って、改めて、「写真集を出したいです」と皆さんに堂々と言えるようになりました。それから毎年、「今年の目標は写真集を出すことです」と宣言してきて、やっと叶えることができました。

奈良未遥

NGT48・奈良未遥 1st写真集『こんな風に見られているのか?』 (C)blueprint 撮影/下屋敷和文

――卒業を控えたタイミングを除いて、48グループ在籍中に写真集を発売する人はそう多くない印象があって。その中でも、夢を実現できた奈良さんはすごいなと思います。

私もハードルが高いことだなと思っていました。NGT48のメンバーで写真集を出してきた子たちは、私からしてもすごいなと思う子たちばかりだったので、私にとっては本当に大きな、大きな目標。叶うか分からないけれど、やっぱり叶えたいという気持ちのほうが強かったので、口に出していました。

でも、言葉にしないと伝わらないと思いながらも、実際には、このまま叶わないかもしれないと不安でしたし、夢を口に出すことって、結構勇気がいることじゃないですか。なので、ちょっと心が折れてしまって、あまり大きな声では言えなくなった時期もあったんですけど、腹をくくってといいますか(笑)、ここまで来たら、絶対に叶えてやるぞ! というくらいの気持ちで、例えば、七夕のお願い事のように、目標を書く機会があるときはいつも、「写真集を出したいです」と書いて、いつかきっと誰かに届けばいいなという思いでいました。

――それが編集者の方に届いたわけですね。

神様が、ピューって私の願い事を運んでくれました!

メリハリのある身体を目標に筋トレ

――素敵です。そんな念願の写真集がついに完成しました。ご自身でご覧になって、いかがですか?

大満足です! 写真集が完成して、先にいただいたんですけど、うれしくて、寝る前に毎日眺めて、ニヤニヤしながら、幸せな気持ちで眠りについています(笑)。それくらい大満足の完成度です。