数々のドラマや映画、CMなどで活躍している小芝風花。キュートなヒロインからセンスあふれるコメディエンヌ、歴史ものの重厚な役柄まで、幅広い演技をこなす若手の実力派女優です。
今回はマイナビニュース会員300人に小芝風花が出演するドラマ作品について聞きました。その結果をランキング形式でご紹介します。
小芝風花出演ドラマの人気ランキング
- 1位:大奥(31.4%)
- 2位:フェルマーの料理(8.8%)
- 3位:彼女はキレイだった(8.4%)
- 4位:妖怪シェアハウス(7.5%)
- 5位:波よ聞いてくれ(7.1%)
- 5位:美食探偵 明智五郎(7.1%)
- 7位:トクサツガガガ(5.9%)
- 8位:あきない世傳 金と銀(3.8%)
- 8位:転職の魔王様(3.8%)
- 10位:霊媒探偵・城塚翡翠(2.9%)
続いてはトップ10までの作品概要とアンケート回答者のコメントを一部紹介します
1位:『大奥』(31.4%)
『大奥』は2024年、フジテレビの「木曜劇場」枠で放送されたドラマ。小芝風花がフジテレビのドラマでは初めて主演を務めています。小芝風花が演じるのは、第10代将軍・徳川家治との愛のない政略結婚を強いられた主人公、五十宮倫子(いそのみや・ともこ)。“愛"をテーマにした切なくて美しいラブストーリーとなっています。本作では、全編オール京都ロケによる豪華で荘厳な衣装やセット、クオリティーの高い映像美などに注目が集まりました。
これまで名だたる俳優たちが主演を務めてきた『大奥』ですが、ユーザーからは本作での、小芝風花の可憐かつ凛とした演技を賞賛するコメントが多く寄せられています。
ユーザーコメント
「大奥での素晴らしく魅力的な演技に惹かれたからです」(男性・44歳)
「人の良さが演技にあらわれていてとても良かった」(女性・45歳)
「江戸時代の厳しい上下関係を生き抜く力に感動した」(女性・41歳)
「ドラマを見てはまり役だなと感心し、それから関心を持ったので」(男性・44歳)
「美しさより演技力が評価された代表作になったと思います」(女性・48歳)
「大奥のしきたりに囚われず自身の信じる考えて行動するキリっとした態度がよかった」(男性・45歳)
「昔、大奥が好きだったので、たまたま今年でのドラマを見ました。倫子として見事な役柄であったと思い、大奥を選択しました」(男性・32歳)
「大奥で演じた、一途に上様を信じ抜く健気さと強さを演じ抜く演技力の高さにとても驚きました。綺麗で品があって、凄く大好きな女優さんです」(女性・48歳)
2位:『フェルマーの料理』(8.8%)
『フェルマーの料理』は2023年、TBS系列にて放送されたテレビドラマ。小林有吾による同名のマンガ作品を原作としています。数学者になる夢を挫折した高校生が、若き天才シェフとの出会いを機に料理の道へと進み、数学的思考で周囲を驚愕させる料理を作り出し、料理人として成長していく姿を描きます。誰も到達していない“料理の真理の扉"を開くべく、【料理×数学】で前人未到の世界に挑む青春ストーリーです。
高橋文哉×志尊淳のW主演で話題となった本作。数学者を志すも、その道を挫折した天才数学少年・北田岳(きただ・がく)を高橋文哉が、謎多きカリスマシェフ・朝倉海(あさくら・かい)を志尊淳が演じます。小芝風花が演じるのは、舞台となる二つ星レストラン「K」で働く、唯一の女性シェフ・赤松蘭菜(あかまつ・らんな)。思ったままを口にする、素直でクールな性格で、岳に対して当初は、料理人として認めていなかった蘭菜でしたが、少しずつ興味を持ち始めるという役どころです。
コメントでは、役柄のクールな佇まいをうまく表現した演技力に、高い評価が寄せられていました。
ユーザーコメント
「ハキハキとして、見所のある女優さんだと感じました」(男性・43歳)
「数学と料理の組み合わせのストーリー、演技も魅力的」(男性・47歳)
「小芝風花さんは凄く綺麗な方で、演技も上手な女優さんだと思います」(男性・48歳)
「原作を読んでいたので、役に合っていると思ったので」(男性・47歳)
「ドラマ自体が面白かったのと、これまでの小芝風花のイメージとは違った役柄だったので印象的だった」(男性・39歳)
3位:『彼女はキレイだった』(8.4%)
『彼女はキレイだった』は、2021年にフジテレビ系「火曜21時枠(火9ドラマ)」で放送されたドラマ。2015年に韓国・MBCで放送されたテレビドラマのリメイク作で、主演は中島健人と小芝風花が務めます。
さえない太っちょの少年からイケメンの"最恐毒舌"エリートになった、中島健人演じる長谷部宗介(はせべ・そうすけ)と、優等生の美少女から無職の残念女子になった、小芝風花演じる佐藤愛(さとう・あい)。そんな真逆の成長を遂げた2人の、"すれ違う初恋"の行方を描くラブ・ストーリーです。
本作へは、無職で親友の家に居候させてもらっている残念女子・愛が、小芝風花のハマり役と評価するコメントが寄せられています。なお、小芝風花は本作にて、「第109回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」主演女優賞を受賞しています。
ユーザーコメント
「初めてみた作品で良かったから」(男性・25歳)
「韓国版にも負けないくらい役がハマっていた」(女性・49歳)
「ボサボサでダサい愛ちゃんから綺麗になっていくまでの変化の過程を演じるのがすごかった! お相手の方との演技の相性もよかった」(女性・24歳)
4位:『妖怪シェアハウス』(7.5%)
『妖怪シェアハウス』は、テレビ朝日の「土曜ナイトドラマ」枠のテレビドラマ。小芝風花は、本作が民放連続ドラマ初主演となります。第1シリーズは2020年8月1日から9月19日まで放送。『妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-』と題した続編・第2シリーズが、2022年4月9日から6月4日まで放送されました。さらに同年6月17日には映画『妖怪シェアハウス-白馬の王子様じゃないん怪-』も公開されています。
小芝風花演じる目黒澪(めぐろ・みお)は、人に嫌われることを恐れ、言いたいことも言えず、空気ばかり読んで生きてきた女の子。恋した究極のダメ男が原因で、ボロボロのどん底に陥った澪がたどり着いた先は、妖怪たちが生活するシェアハウス。やがて澪が直面するトラブルや面倒な相手を、おせっかいな妖怪たちがしゃしゃり出て、「やり過ぎ」なほどの過激なやり方でやっつけていくことになります。
本作では、小芝風花の新世代のコメディエンヌとしての魅力が存分に発揮されています。視聴者からも、そのコミカルでキュートな演技を賞賛されています。
ユーザーコメント
「キャラクターの個性が強くて面白かった」(女性・49歳)
「彼女のキュートさがよく出ていて、妖怪を題材にしているところも面白い」(男性・49歳)
「ストーリー、小芝風花ちゃんの役柄、まわりの役者さん全てが良かった! シーズン3やって欲しいです!」(男性・47歳)
5位:『波よ聞いてくれ』(7.1%)
『波よ聞いてくれ』は、沙村広明によるマンガおよびアニメ作品を原作としたテレビドラマ。2023年、テレビ朝日系列で放送されました。千葉県の架空の街・沙村市高崎区舞波町(原作では北海道札幌市)を舞台に、主人公がひょんなことからラジオパーソナリティとしてデビューし、奮闘する姿を描いています。
小芝風花が演じるのは、カレに金をだまし取られ、やけ酒飲んだ挙句にマシンガントークをぶちかます、個性さく裂&破天荒なラジオパーソナリティー・鼓田(こだ)ミナレ。人生初の金髪でイメージを一新し、型破りなやさぐれヒロインに挑んでいます。
コメントでは、「早口でたくさんの言葉を話すのにビックリ」「演技の幅が広いと感じた」「一番ビックリした役柄だった」など、DJという難しい役柄を完璧にこなす演技力の高さに驚く声がありました。
ユーザーコメント
「せりふ回しが抜群にうまかったから」(女性・48歳)
「『波よ聞いてくれ』が実写化された時、あのラジオの言い回しが上手く再現できていて、この役者さんすごいと思ったよ」(男性・46歳)
「綺麗で可愛い女優さんだが、この役ではやさぐれていて金髪で、とても大雑把な雰囲気が出ていた」(男性・47歳)
5位:『美食探偵 明智五郎』(7.1%)
『美食探偵 明智五郎』は2020年、日本テレビ系列『日曜ドラマ』枠で、中村倫也主演にて放送されたテレビドラマ。原作は東村アキコです。
中村倫也演じる明智五郎(あけち・ごろう)は、三度の食に命をかける"美食家"の私立探偵。表参道に小さな事務所「江戸川探偵事務所」を構えています。
小芝風花が演じたのは、ヒロイン・小林苺(こばやし・いちご)。江戸川探偵事務所の向かいでキッチンカーの弁当屋を営み、美食家である明智からも料理の腕を認められる存在。ついでに探偵の助手扱いをされながら、明智の事件解決をサポートしていきます。本作へのコメントでは、頻繁に披露される変装姿などキュートなルックや、明智との掛け合いの面白さを好感する声が聞かれました。
ユーザーコメント
「とても良い演技だった」(男性・49歳)
「主人公との絡みが面白かった」(男性・39歳)
「ダサい格好に変装してもかわいいし、一生懸命な姿にもぐっときた」(女性・44歳)
7位:『トクサツガガガ』(5.9%)
『トクサツガガガ』は、丹羽庭の同名マンガ原作のコメディードラマ。2019年に『ドラマ10』(NHK総合)にて放送されました。小芝風花にとって、本作が連続ドラマ初主演となります。
商社勤めのOL・仲村叶(なかむら・かの)は、職場では女子力が高いと見られているが、実は“女死力”たぎる隠れ特撮オタク。叶の母親・志が嫌っているため、表立ってはその趣味を封印していますが、職場や日常で起こった問題や疑問を、特撮作品の内容や製作事情などの「特撮あるあるネタ」になぞらえて理解して受け入れたり、勇気を出して対処したりしながらピンチを切り抜けていきます。
特撮をこよなく愛する隠れオタクを小芝風花が好演。ユーザーからも、特撮オタクになりきった彼女の演技が高く評価されています。
ユーザーコメント
「少年や駄菓子屋主人、オタク同士の交流が面白かった」(男性・31歳)
「この作品がきっかけで全国区になり、今のドラマ作品等に繋がっていると思います」(男性・41歳)
「特撮に限らずオタクあるあるな苦労や楽しさや、終盤の母親に今までの押し殺してきた自分の気持ちをぶちまけるシーンは、母親役が松下由紀さんというのもあってすごくグッときて、涙が出てくるくらい主人公に共感してしまったのが印象に残っています」(女性・39歳)
8位:『あきない世傳 金と銀』 (3.8%)
『あきない世傳 金と銀』は、高田郁の時代小説シリーズを原作としたテレビドラマ。2023年、NHKBS時代劇にて放送されました。小芝風花は、主人公の幸(さち)を演じています。
商いの神髄は「買うての幸い、売っての幸せ」。物の売れない時代に、汗をかき、知恵を絞って商いを成功させる庶民の姿を、江戸時代中期の多彩な風俗を絡めつつ、明るく活き活きとしたタッチで描いています。本作に寄せられたコメントからは、小芝風花が現代劇だけでなく、時代ものにおいてもその実力を存分に発揮していることがうかがえます。
ユーザーコメント
「時代劇の役に合っていた」(男性・48歳)
「キャラクターが声や表情などの雰囲気がイメージにあっている」(男性・37歳)
8位:『転職の魔王様』 (3.8%)
『転職の魔王様』は2023年、関西テレビにて放送されたテレビドラマ。額賀澪による、全5話からなる連作短編集が原作です。
小芝風花演じる未谷千晴(ひつじたに・ちはる)は、転職活動中に成田凌演じる来栖嵐(くるす・あらし)と出会います。元エリート商社マンで、「転職の魔王様」の異名を持つ凄腕キャリアアドバイザーである来栖から、自信がなく自ら決断できない、中身が空っぽな操り人形のようだと指摘された千晴は、自分の転職先を自分で決められるようになるまで「シェパードキャリア」で見習いとして働くことを決意します。
「転職希望者、1,000万人」とも言われる時代にあって、コメントも千晴の生き方に共感を寄せるものが見られます。
ユーザーコメント
「毎回考えさせられるストーリーで、各キャラクターの設定もよく、小芝さんの演技も印象に残っている」(男性・47歳)
「今後の自分の転職に興味があったので、第一話からかかさず視聴していました。風花さんの演技、とっても素晴らしかったです。ティーバーとかで、再度みたいと思います」(男性・47歳)
10位:『霊媒探偵・城塚翡翠』(2.9%)
『霊媒探偵・城塚翡翠』は、相沢沙呼によるミステリー小説『城塚翡翠シリーズ』を原作としたテレビドラマ。2022年、日本テレビ系「日曜ドラマ」枠にて放送されました。
城塚翡翠(じょうづか・ひすい)は、霊媒師を名乗る翠眼の女性。アシスタントの千和崎真(ちわさき・まこと)とともに、推理作家の香月史郎(こうげつ・しろう)の殺人事件の捜査に協力しています。当初は霊能力をまったく信じていなかった香月ですが、その神がかり的な推理により次第に翡翠に心酔していきます。第2話でドラマのストーリーが大きく転換する演出でも大きな話題となりました。
主人公・城塚翡翠を清原果耶、千和崎真を小芝風花、香月史郎を瀬戸康史が演じた本作。コメントでは、小芝風花のキュートなキャラにも注目が集まりました。
ユーザーコメント
「2人の掛け合いが可愛らしかったから」(女性・38歳)
「探偵役がよく似合う」(男性・48歳)
小芝風花が出演したドラマランキングのまとめ
小芝風花の出演作は、時代ものから青春ラブストーリー、ミステリーやコメディなど多岐にわたります。そのキュートなルックスからアイドル的な人気も高く、またコミカルな役どころでも、その魅力を遺憾なく発揮し、"次世代コメディエンヌ"のホープとして注目されています。近年はシリアスな役でもその高い演技力が評価されており、若手の実力派女優として確かなキャリアを重ねる彼女。役柄のレンジの広さは、今回のランキングでも一目瞭然ですね。
2024年も変わらず引っ張りだこの彼女。その活躍にますます注目です。
調査時期: 2024年6月14日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計300人(男性:198人、女性:102人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート