ホンダが2024年6月28日に発売した新型「フリード」は初期受注2万台超の人気ぶり。そのうち、街中で頻繁に目にすることになるだろう。では、何色のフリードをたくさん見ることになるのだろうか? 色かぶりを避けるには何色を選べばいい? 人気のボディカラーをホンダに聞いてきた。
新型フリードで選べる色は?
ホンダのコンパクトミニバン「フリード」が8年ぶりのフルモデルチェンジで3世代目に進化した。グレード展開としては、見た目やインテリアなどが違う「エアー」(AIR)と「クロスター」(CROSSTAR)の2タイプから選ぶことになる。先行受注の開始は5月17日。発売日までに2.4万台の注文を獲得したという。タイプ別の受注割合はエアー72%、クロスター28%だ。
エアーとクロスターでボディカラーの品ぞろえは異なる。エアーは「フィヨルドミスト・パール」など9種類、クロスターは「デザートベージュ・パール」など8種類から選択可能だ。ラインアップは以下の通り。
■「エアー」のボディカラーラインアップ
・フィヨルドミスト・パール(有料色、3.85万円)
・プラチナホワイト・パール(有料色、3.85万円)
・ルナシルバー・メタリック
・ソニックグレー・パール(有料色、3.85万円)
・メテオロイドグレー・メタリック(有料色、3.85万円)
・クリスタルブラック・パール
・プレミアムクリスタルガーネット・メタリック(有料色、6.05万円)
・シーベッドブルー・パール(有料色、3.85万円)
・トワイライトミストブラック・パール(有料色、3.85万円)
■「クロスター」のボディカラーラインアップ
・デザートベージュ・パール(有料色、3.85万円)
・プラチナホワイト・パール(有料色、3.85万円)
・ソニックグレー・パール(有料色、3.85万円)
・メテオロイドグレー・メタリック(有料色、3.85万円)
・クリスタルブラック・パール
・プレミアムクリスタルガーネット・メタリック(有料色、6.05万円)
・シーベッドブルー・パール(有料色、3.85万円)
・トワイライトミストブラック・パール(有料色、3.85万円)
「フィヨルドミスト・パール」と「ルナシルバー・メタリック」はエアーの、「デザートベージュ・パール」はクロスターの専用色となる。有料色の中では、「プレミアムクリスタルガーネット・メタリック」だけが少し高い価格設定だ。
ボディカラーの受注割合は?
今のところ、どのボディカラーが人気なのか。7月10日にホンダに聞いたところによると、受注割合は以下の通りだ。
■「エアー」のボディカラー受注割合
・プラチナホワイト・パール:45%
・フィヨルドミスト・パール:20%
・ソニックグレー・パール:10%
・クリスタルブラック・パール:10%
■「クロスター」のボディカラー受注割合
・デザートベージュ・パール:30%
・プラチナホワイト・パール:20%
・ソニックグレー・パール:20%
・メテオロイドグレー・メタリック:10%
・クリスタルブラック・パール:10%
クルマの色といえば一般的に白、黒、シルバーあたりが主流だ。自動車の世界でもアースカラーが流行していて、最近はベージュ系のボディカラーが増えてきている印象だが、この手の色が人気No.1というケースはあまり聞いたことがない。そういう意味で、クロスターのボディカラー構成比は意外な結果だった。実際に見ると、クロスターにデザートベージュ・パールという組み合わせは、クルマのアウトドアテイストな雰囲気ともよくマッチして、とても似合っていた。
フリード開発陣に聞いた話によると、「ソニックグレー・パール」は当初、フリードにラインアップする予定がなかったそうだが、開発責任者の「クロスターには絶対に似合う!」という強い思いのもと、追加した色なのだという。実際にクロスター購入者の20%が選んでいるということなので、開発者の考えが図に当たったらしい。
これから街中で増えていきそうなフリードで、人とは違う色を選びたいということであれば、プレミアムクリスタルガーネット・メタリックか、シブい紺色のシーベッドブルー・パールあたりをチョイスするのがよさそうだ。