ソニーが、Vlogなどの動画撮影に向くAPS-Cミラーレス「VLOGCAM ZV-E10 II」(ZV-E10M2)を発表した。2021年9月に発売した「VLOGCAM ZV-E10」の改良版で、新しい26MPセンサーを搭載して画質を高めつつ、BIONZ XRの搭載でオートフォーカス性能も高めた。多彩な映像表現ができるS-Cinetoneカラーモードとクリエイティブルックにも対応した。電子式の手ブレ補正機能を強化したほか、バッテリーもフルサイズ機と同じ大型タイプに一新した。
価格はオープンで、予想実売価格はボディ単体モデルが153,000円前後、パワーズームレンズキットが164,000円前後、ダブルズームレンズキットが186,000円前後。カラーはブラックとホワイトの2色。
キットモデルに付属する標準パワーズームレンズは、手ブレ補正機構などを強化した「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II」に改良した。レンズ単品モデルの予想実売価格は35,000円前後。発売はいずれも8月2日。
APS-Cセンサーを搭載するレンズ交換式のVLOGCAM。従来モデルからのおもな改良点は以下の通り。AIプロセッシングユニットは搭載していない。
- 26MPの裏面照射型CMOSセンサーを搭載、高感度画質を向上
- 画像処理エンジンはBIONZ XRに一新、AF性能を向上
- S-Cinetoneカラーモードやクリエイティブルックに対応
- 動画撮影時の電子式手ブレ補正機能を効果、歩きながらの撮影でもブレを抑えられるアクティブモードに対応
- 内蔵マイクを指向性が指定できる3カプセルマイクに一新
- バッテリーを大型タイプのZバッテリー(NP-FZ100)に一新
- 縦動画撮影モードを用意、情報表示も縦表示に
バッテリーをNP-FZ100に一新したことで、写真撮影は約610枚、動画撮影は約130分の撮影が可能になった。
本体サイズは約114.8×67.5×54.2mm、重さは約377g(バッテリーとメモリカードを含む)。