元NMB48でアーティストの山本彩が11日、東京・渋谷のヨシモト∞ホールで行われた「アポロ アマチュアナイト ジャパン 24‐25」開催発表会見に、お笑い芸人の小籔千豊と共に出席。オーディションを受けることの意義について語った。
「アポロ アマチュアナイト ジャパン」は、ニューヨークのマンハッタン北部ハーレム地区に位置する「APOLLO THEATER」で毎週水曜日に開催されるアマチュアの歌手やダンサーなどが出演するプロへの登竜門イベントのフォーマットに基づいた日本での大会。
歌・ダンス・ラップ・楽器演奏など、世界に通用する実力派の音楽パフォーマーを募集し、優勝者には賞金1万ドル、本場「APOLLO THEATER」で開催予定の“AMATEUR NIGHT”へのゲスト出演権が与えられる。さらにスペシャル特典として、出場者の中から、吉本興業&ユニバーサルミュージックの共同レーベル「YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.」よりメジャーデビューの権利が付与される。
本大会のアンバサダーとなり大会を支える役目を担った山本は「こんな大役を私でいいのかな……」と胸の内を明かすも「私も音楽をやっているので、スターが誕生する瞬間を見て刺激を受けられたら」と前向きに臨むことを誓う。
本場ニューヨークでは、エラ・フィッツジェラルド、スティーヴィー・ワンダー、マイケル・ジャクソン、ローリン・ヒルなど世界的スターを輩出してきた。山本は「錚々たるメンバーですよね」と目を丸くすると、小籔も「こんな大スターたちにもアマチュアの時代があったということなんですよね」としみじみ語っていた。
山本自身、NMB48に加入する前には、数々のオーディションに挑み「30~40は落ち続けました」と回顧。「何やってもダメだなと思っている中、最後にしようと思って受けたのがNMB48のオーディションだったんです」と言い「またダメだろうなと思っていたら、合格して……。そこで諦めて受けなかったら今はなかったんですよね。チャレンジすることって必要なんだなと思いました」と自身の経験を重ねて、本大会に挑む人たちに向けて言葉を紡いでいた。
小籔も「50歳を過ぎ、おっさんになってきたので、若い人が一生懸命やっている姿がエモく感じるようになってきました」と語り、「とにかく全力で一生懸命やってくれたら」とまだ見ぬ挑戦者たちにエール。山本は「年齢制限がないので『もう無理かな』と諦めて挑戦することから遠ざかっていた、私のお父さん、お母さん世代の方もチャレンジができると思う」と幅広い年齢の人々の参加を期待していた。