「オカネコ」を運営する400Fは、「オカネコ iDeCoの利用意向調査」を2024年7月8日に発表した。調査は2024年6月16日〜23日の期間、全国の「オカネコ」ユーザー1,104人を対象にインターネットにて実施したもの。
現在、iDeCo(個人型確定拠出年金)に加入しているか尋ねたところ、加入しているのは23.3%、加入を検討しているのは10.4%だった。また、職業別での加入率は、「公務員」(46.9%)に次いで、「会社員/会社役員」(30.1%)、「自営業/個人事業/自由業」(22.8%)と続いた。
iDeCo加入者に毎月の掛け金を尋ねたところ、最も多いのは「1万円以上2万円未満」(40.5%)だった。次いで、「2万円以上3万円未満」(33.8%)、「5,000円以上1万円未満」(14.8%)と続き、平均拠出額は約2万101円と判明した。
また、加入者の職業別の掛け金の平均額をみると、「自営業/個人事業/自由業」は約2万8,036円との結果から、退職金がないことや老後への備えとしてiDeCoを活用している様子がうかがえる。
加入者の現在の運用商品をみると、88.3%が「投資信託」と回答し、次いで「定期預金・保険」(18.7%)との結果に。投資信託選択者に現在のファンド分類を尋ねたところ、「海外株式」(70.0%)が最も多く、次いで「国内株式」(32.2%)、「国内外株式」(23.8%)と続いた。
加入検討者に現在の状況を尋ねたところ、「気軽に相談できる相手やサポートしてくれる人がいない」「何から始めればいいかわからない」(同率43.5%)、「どの金融機関を選ぶべきかわからない」(40.9%)との結果に。
未加入者に対し、iDeCoに加入しない理由を尋ねると、トップの「制度についてよくわからないから」(23.8%)に次いで、「NISA・投資信託等、その他の投資商品にお金をかけているから」(23.4%)、「原則60歳まで引き出せないから」(19.6%)と続いた。