菅田将暉は、1993年生まれ、大阪府出身の俳優です。2009年、平成仮面ライダーシリーズ『仮面ライダーW』にて俳優デビュー。以来、若手実力派として映画、ドラマ、CMなど多方面で活躍しています。

今回はマイナビニュース会員303人に菅田将暉が出演するドラマ作品について聞きました。その結果をランキング形式でご紹介します。

  • ※画像はイメージです

菅田将暉出演、好きなドラマランキング

菅田将暉が出演するドラマより、「好きな作品」をマイナビニュース会員303名に聞きました。

  • 1位:ミステリと言う勿れ(19.8%)
  • 2位:鎌倉殿の13人(12.9%)
  • 3位:3年A組-今から皆さんは、人質です-(10.6%)
  • 4位:仮面ライダーW(10.3%)
  • 5位:ごちそうさん、MIU404(3.4%)
  • 7位:民王、勇者ヨシヒコと導かれし七人(3%)
  • 9位:世にも奇妙な物語'17春の特別編「カメレオン俳優」(2.7%)
  • 10位:まんぷく、おんな城主 直虎(2.3%)
  • 12位:大切なことはすべて君が教えてくれた、35歳の高校生、コントが始まる(1.9%)
  • 15位:死神くん、ラヴソング(1.5%)
  • 17位:ドン★キホーテ、泣くな、はらちゃん、問題のあるレストラン、翳りゆく夏(1.1%)
  • 21位:獣医ドリトル、運命の人、ほんとにあった怖い話 夏の特別編2012「或る夏の出来事」、ちゃんぽん食べたか、地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子、スーパーサラリーマン左江内氏、dele、パーフェクトワールド、THE TRUTH(0.8%)
  • 30位:ランナウェイ〜愛する君のために、サマーレスキュー〜天空の診療所〜、リッチマン、プアウーマン、レジデント〜5人の研修医、シリーズ・江戸川乱歩短編集 1925年の明智小五郎 第2回 心理試験、トドメの接吻(0.4%)
  • 36位:その他(3.8%)

続いては、トップ5までの作品概要とアンケート回答者のコメントを一部紹介します

1位:ミステリと言う勿れ(19.8%)

1位は田村由美による漫画を原作とし、2022年1月期のフジテレビ系「月曜9時」枠にて放送された連続ドラマ「ミステリと言う勿れ」。原作は累計発行部数1800万部を突破している大人気漫画ということもあり、ドラマも大好評。「土曜プレミアム」枠で特別編の放送や、2023年には映画版が公開されました。

久能整(くのう・ととのう)は、常に社会に疑問を持ち、膨大な知識と独自の価値観による持論を展開していく、ちょっと変わった大学生。そんな整がある日、身に覚えのない殺人事件の容疑をかけられることに。 刑事たちから取り調べを受ける中、整は事件の裏に隠されたヒントや、刑事たちが抱えている悩みの存在に気づいていきます。そして、ただ思いつくことを話すうちに、いつのまにか事件の謎だけでなく、人の心まで解きほぐしてしまう物語。

菅田将暉は天然パーマがトレードマークの主人公・久能整を演じています。「僕は常々思うんですが」が口癖で、気になる事があると相手構わず思ったことを喋り出すため、相手から煙たがられるそうですが、それが事件の解明に繋がっています。

コメントでは、菅田将暉と役が合っていた、役柄と髪型が印象に残ったといった声が多く聞かれました。個性的なキャラクターも自分のものにして演技をする姿に、原作ファンからも高く評価されています。

ユーザーコメント

  • 役柄が他にはない個性的な感じが印象深かった(40代男性/熊本県/その他)
  • 役柄が菅田将暉さんに合っていたと思うから。(50代女性/埼玉県/その他)
  • 演技がいいので、ストーリーの想像がふくらむ。(40代男性/和歌山県/医療・福祉・介護サービス)

2位:鎌倉殿の13人(12.9%)

2位は、2022年1月9日から12月18日まで放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でした。

「鎌倉殿の13人」は、頼朝の死後、頼朝を支えていた家臣団13人が繰り広げる、激しい内部抗争の物語。その末、最後まで生き残り、権力を手に入れた北条義時が、二代執権としていかにして武士の世を盤石にし、武士の頂点に上り詰めたのかを描いています。

菅田将暉が演じたのは、頼朝の弟、源義経です。戦において誰も考えつかない、斬新な戦術を繰り出す天才戦術家として有名な義経。そんな天才的な実力がある一方で、作中では母性愛に飢えており、兄嫁の政子に甘える一面も見せていました。学校で学んできた義経像とは少し違い、新しい印象を視聴者に与えた役柄です。

コメントでは、「本当にあのような性格だったのだろうと感じられた」など、菅田将暉の演技力の高さに対する賞賛の声が多く寄せられました。

ユーザーコメント

  • 大河でも他の俳優に負けないいい演技をしていたので(40代男性/埼玉県/インターネット関連)
  • 新しい義経の姿を演じていて、おもしろかったので。(40代男性/広島県/建設・土木)
  • 無邪気で悪気のない、菅田君らしい役だったから。(50代男性/兵庫県/重電・産業用電気機器)

3位:3年A組-今から皆さんは、人質です-(10.6%)

3位は、2019年に放送された、武藤将吾脚本によるオリジナル作品「3年A組-今から皆さんは、人質です」でした。日本テレビ系「日曜ドラマ」で1月6日から3月10日まで放送された本作品は、多くの反響を呼び、トルコではリメイクドラマが製作され、韓国でも吹替版が放送されました。

「3年A組-今から皆さんは、人質です」は、卒業まで残り10日となった魁皇高校3年A組で、担任の柊一颯がクラス全員を集めて突然「今から皆さんには、人質になってもらいます」と告げる衝撃の一言から始まります。爆発によって教室内に閉じ込められた生徒たちに、一颯はクラスメイトが自殺した理由を問い、「その課題にクリアできなければ一人ずつ命を奪う」と脅迫する、一人の教師の「最後の授業」を描く学園ミステリー。

菅田将暉が演じたのは、本作の主人公である、魁皇高校3年A組担任の柊一颯(ひいらぎ いぶき)です。美術担当教師で、半年前から3年A組の担任となりました。一見、教室に生徒を閉じ込め、脅迫するサイコパスのような行動をとっていますが、最初から一貫して生徒には真摯な態度を持っており、それが少しずつクラスや周りの教師たちを変えていくキーパーソンの役割を演じています。

コメントでは、柊一颯の演技や衝撃的なドラマ展開に驚く一方で、菅田将暉が先生役にぴったりはまっているという声が多く聞かれました。

ユーザーコメント

  • 教師役がすごくハマっていましたし、脇を固める俳優陣も、すごかったため(50代男性/大阪府/鉱業・金属製品・鉄鋼)
  • 個性的な独特な話し方と繊細な演技が素晴らしいと思いました。(30代女性/北海道/食品)
  • 迫真の演技に引き込まれたから(50代男性/石川県/サービス(その他))

4位:仮面ライダーW(10.3%)

『仮面ライダーW』は、2009年9月6日から2010年8月29日まで、テレビ朝日系列で毎週日曜8時から8時30分に放映された、特撮テレビドラマ作品。

風の街・風都では、怪人「ドーパント」による奇怪な事件が多発していた。ハードボイルドになりきれないハーフボイルド、半熟な私立探偵・左翔太郎の元には、ドーパントに関する依頼が持ち込まれる日々。翔太郎とその相棒・フィリップは二人で一人の仮面ライダーWへと変身し、風都に隠された数々の秘密を解き明かしていく物語です。

菅田将暉が演じたのは本作品のもう1人の主人公であるフィリップ。10年前にすべての記憶を消されたうえ、幽閉されながらガイアメモリの開発に利用されていましたが、翔太郎と荘吉に救出されました。翔太郎には絶対的な信頼を寄せており、一緒に私立探偵と仮面ライダーを務めています。

コメントには、菅田将暉のデビュー作ということもあり、「初々しい演技がかわいい」といった声が多く寄せられていました。仮面ライダーファンの方からも「魅力を感じる」といったコメントがあり、多くの方の印象に残った作品です。

ユーザーコメント

  • デビュー作が非常に印象的であったから(50代男性/兵庫県/家電・AV機器)
  • 仮面ライダーで初めて演技をじっくり見たと思います(40代女性/岡山県/その他)
  • 初々しくてカッコいい感じがしたから。(50代男性/栃木県/海運・鉄道・空輸・陸運)

5位:ごちそうさん(3.4%)

第5位は、2013年度後期放送のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」でした。

大正時代、東京・本郷の洋食店で生まれ育った食いしん坊の卯野め以子。ある日、下宿生として卯野家にやって来た帝大生の西門悠太郎に恋をし、大阪に嫁ぐことに。義姉の和枝からは数々の「いけず」を受けるが、持ち前の明るさで家族のわだかまりを解いていく。悠太郎がきっかけで料理に目覚めため以子が、大正末から戦後の時代を背景に「食べ、食べさせ、生きる」ことの大切さを伝える作品です。

菅田将暉はめ以子と悠太郎の長男である西門 泰介(にしかど たいすけ)を演じています。幼少より優等生で礼儀正しい少年。中学から野球をしており、キャッチャーとして甲子園の全国大会を目指しますが、戦争により全国大会が中止、自身も出征することになってしまいます。そんな逆境にも負けず、一生懸命に生きる姿を演じています。

コメントには、「爽やかな少年が合っていた」「本人のキャラクターに合っていた」など役柄と菅田将暉がマッチしていたというコメントが多く寄せられていました。普段から爽やかな印象のある菅田将暉の、少年らしい演技に引き込まれた方も多かったのではないでしょうか。

ユーザーコメント

  • 本人のキャラクターと合っていて演技もよかったですね(40代男性/静岡県/ソフトウェア・情報処理)
  • 爽やかな印象が強かったから。(40代女性/東京都/サービス(その他))
  • かなり昔のドラマだけど良く覚えているから(50代男性/奈良県/農業協同組合(JA金融機関含む))

5位:MIU404(3.4%)

「ごちそうさん」と同率で第5位にランクインしたのは、2020年6月から9月まで、TBS系「金曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマ「MIU404」でした。

綾野剛と星野源がダブル主演の本作品は、警視庁の働き方改革の一環で作られたという架空の臨時部隊「警視庁刑事部・第4機動捜査隊」が舞台。機動力と運動神経はあるが機捜経験がない伊吹藍(いぶき・あい)と観察眼と社交力に優れているが、自分も他人も信用しない志摩一未(しま・かずみ)の刑事二人が、さまざまな事情を抱える犯人や被害者と向き合う姿を描く刑事ドラマです。

菅田将暉は、高校3年生の成川に近づく久住(くずみ)の役を演じています。久住は、関西弁を話す20代の青年で、複数の偽名を使い分け、相手に合わせた嘘を話すことで人の心を掴んでは犯罪に引き込む悪役。違法ドラッグやハッキングを駆使することで、志摩、伊吹たちも追跡に苦戦する、つかみどころのない狂気的な犯人を演じました。

コメントでは、狂気的な悪役を演じているのが意外ではあったものの、とてもよかったという声が多数聞かれました。悪役のイメージが少ない菅田将暉ですが、つかみどころがなく主人公たちの強敵として立ちはだかる悪役としての演技は、視聴者の方たちからも高評価だったようです。

ユーザーコメント

  • 掴みどころのない悪役感がすごく良かった(30代男性/愛知県/海運・鉄道・空輸・陸運)
  • 珍しく犯人役でしたが、さすが、上手で素晴らしい俳優だと思う(50代男性/神奈川県/海運・鉄道・空輸・陸運)
  • 主役でもおかしくないのに、犯人役だったので、意外な感じがしたし、狂気がな感じが伝わった。(50代女性/鹿児島県/繊維・アパレル)

まとめ

今回のランキングでは、ミステリーや刑事ドラマなどの作品が多かった印象ですが、演じたキャラクターは先生から犯人役まで多岐にわたっています。さわやかなイケメン役やコミカルな役、狂気的な役まで、どんなキャラクターも変幻自在に演じてきて、カメレオン俳優とも言われている菅田将暉。今回の結果からも、さまざまな性格の人を自分に落とし込んで演技する姿に賞賛の声が多く上がっていました。今後も彼の活躍から目が離せません。

調査時期:2024年6月19日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計303人
調査方法:インターネットログイン式アンケート