Insta360 Japanが、スマホ用ジンバルの新製品「Insta360 Flow Pro」を発表した。新たに、Appleの被写体追跡技術「DockKit」に対応し、iPhoneと組み合わせた場合は純正カメラアプリなどInsta360アプリ以外でもAIを用いた正確な追跡が可能になった。オプションで磁気マウントも用意し、MagSafeに対応したiPhoneは簡単に脱着できるようにした。
価格は19,800円で、すでに販売中。
2023年3月に発売した「Insta360 Flow」の改良版。ミニ三脚や自撮り棒を内蔵した折りたたみ構造のスリムなボディーを継承しつつ、機能や使い勝手を高めた。
大きな改良点の1つが、新たにAppleの被写体追跡技術「DockKit」に対応したこと。これまで、人物をAIで高度に検出して人物を自動的にフレームに収め続ける機能は、これまでInsta360アプリでしか利用できなかった。しかし、DockKitに対応したことで、純正のカメラアプリやFaceTimeアプリ、Zoom、TikTokなど、さまざまなアプリで機能するようになった。
3軸のジンバル機構も改良した。水平方向のパン(回転)が新たに360度の無限回転に対応したことで、動きが激しく追従が止まることがなくなった。新たに、被写体を追従していることを表示するリングLEDも追加した。
NFC機能も内蔵し、ペアリングがより簡単になった。製品はiPhoneとAndroidに対応するが、DockKitまわりの機能はiPhoneでしか利用できない。DockKitに対応するのは、MagSafeをとiOS 17を搭載したiPhone 12以降のモデル。
別売で、磁力でスマホを固定できる「Insta360 Flow/Flow Pro 磁気スマートフォンマウント」(価格は3,600円)を用意する。MagSafeに対応したiPhoneならば、脱着がスムーズになる。装着時の充電には対応しない。