マナビス化粧品は7月9日、「インナードライ」に関する調査結果を発表した。調査は6月10日~11日、20~40代の女性1,002人を対象にインターネットで行われた。
まず、「夏に感じる肌の悩み」を聞いたところ、「日焼け」(65.1%)、「しみ・そばかす」(53.0%)、「ベタつき」(41.6%)が上位に。そこで、夏のスキンケアで意識していることを聞くと、「紫外線対策の徹底」(63.1%)が最も多く、次いで「保湿」(42.7%)、「丁寧なクレンジング」(31.8%)と続いた。
次に、紫外線がもたらす肌へのダメージ「インナードライ肌」について、その認知を問うと、4割超が「全く知らない」(44.6%)と回答。インナードライとは、皮膚の表面の皮脂分泌が多いにもかかわらず、角層の水分量が不足して乾燥するアンバランスな肌状態のこと。乾燥といえば冬に多いものと思われがちだが、紫外線ダメージや汗・皮脂の過剰分泌、エアコンの使用など、夏は「インナードライ」が起きてしまう要因がたくさんあるという。
そこで、「実際に夏に肌の乾燥を感じるのはいつですか?」と質問したところ、「入浴後」(24.4%)、「日中」(20.6%)、「起床時」(17.2%)とバラつきがあり、それぞれ異なることがわかった。
一方、肌の乾燥を感じていても、夏は保湿を意識しきれていない女性が半数以上いることも判明。その理由を聞くと、「汗をかくなどで、冬場ほど顔の乾燥(痛みやカサつき)を感じないため」「オイリー肌なので、余計にベタベタするから」「汗をかきやすい時期に、肌がベタベタするのが嫌だから」といった声が目立ち、夏に感じる肌のベタつきが、夏の保湿ケアを避ける要因となっているよう。
そこで、「夏の保湿ケアアイテムに求めるもの」を教えてもらったところ、「ベタつかない」(69.9%)が最も多く、次いで「美白効果・シミ対策」(48.8%)、「テカらない」(44.2%)と続いた。
続いて、実際に行っている紫外線対策を教えてもらったところ、「日焼け止めを塗る」(73.9%)がダントツに多く、次いで「日傘の使用」(45.2%)、「帽子を被る」(35.9%)が上位に。
また、紫外線ダメージを受けた後のケアとしては、「シートマスク・パック」(40.5%)、「保湿アイテムでの保湿」(34.0%)、「肌の冷却」(24.6%)が上位となり、多くの女性が美容成分に「ビタミンC・ビタミンC誘導体」(63.2%)を求めていることが明らかに。次いで「ヒアルロン酸」(18.0%)、「トラネキサム酸」(13.3%)と続いた。