「オリコン上半期ランキング 2024」が10日に発表され、アイドルグループのSnow Manが、音楽ソフトとデジタルを期間内で84.6億円を売り上げ、「アーティスト別セールス部門 トータルランキング」1位を獲得した(オリコン調べ・集計期間:2023年12月25日~2024年6月17日)。

2021年度、2022年度でも同ランキング1位を受賞しており、今回自身通算3回目の1位獲得となったSnow Man。通算3度の上半期トータルランキング1位獲得は、AKB48、嵐、乃木坂46に続き史上4組目、男性アーティストでは嵐以来9年ぶり、史上2組目の達成となった。

期間内売上84.6億円は、昨年2023年度の73.2億円を上回り、自己最高金額を記録。上半期トータルランキングに初登場した2021年度は期間内売上49.2億円、2022年度は60.1億円、2023年度は73.2億円、そして今年度は84.6億円と上半期期間内売上金額を毎年自己更新している。

期間内売上の内訳は、20.1億円がシングル、1.1億円がアルバム、61.2億円がミュージックDVD・BD、2.2億円がストリーミング。シングル、アルバム、ミュージックDVD・BDの音楽ソフト売上は計82.4億円となり、その大半を占めている。これによりSnow Manは、上半期の「アーティスト別セールス部門 音楽ソフトランキング」でも1位を獲得した。

上半期の「アーティスト別セールス部門 トータルランキング」期間内売上84.6億円を、大きく牽引したのは、自身初の全国ドームツアーを収めた音楽映像作品『Snow Man 1st DOME tour 2023 ⅰ DO ME』。DVD・Blu-rayの合計売上は82.3万枚で、「作品別売上数部門」の「DVDランキング」「BDランキング」「ミュージックDVD・BDランキング」の映像3部門同時1位を獲得している。シングルでは、「LOVE TRIGGER / We'll go together」が、自身初の期間内売上ミリオンとなる125.8万枚で、「作品別売上数部門 シングルランキング」1位に。「作品別売上数部門」で4冠を達成し、これらが「アーティスト別セールス部門」のトータルランキング1位獲得につながった。

コメントは以下の通り。

snow Man コメント

――今年度上半期の音楽活動について、まず12月末にリリースされた映像作品『Snow Man 1st DOME tour 2023 i DO ME』ですが、初週売上はDVD、Blu-ray Discとも自己最高初週売上(DVD:26.8万枚、BD:46.6万枚)を記録され、たくさんの方のもとに届いたかと思います。これだけ支持をあつめた映像作品ですが、本作の見どころはどんなところでしょうか。

阿部亮平:タイトルに「i DO ME」=「挑め」と入っているように、Snow Manがはじめてドームツアーに挑んだ姿がしっかりと収められています。しかもこのライブは、Snow Man初のドームライブツアーであると同時に、Snow Manとして初の全面的な声出し解禁のライブでもあったんです。だからもうお客さんのテンションも最高潮でした。見どころのひとつとしては、お客さんもSnow Manもスタッフさんも最高潮になった曲、『Cry out』(3rdアルバム『i DO ME』初回盤A収録)という曲がありまして。お客さんも盛り上がったし、Snow Manも衣装をどんどん脱いじゃうくらいっていう……

深澤辰哉:服着ているメンバーが少なくなっていって……

向井康二:結構、みんな脱いでたよね(笑)

阿部:炎の演出もすごかったし。

目黒蓮:いろんな意味でアツいライブでしたね。

佐久間大介:ヒートアップしましたね。

阿部:本当に盛り上がりました!

渡辺翔太:生で観た方もいれば、ライブに来れなかった方もたくさんいらっしゃる中で、DVDやBlu-ray Discは手に取った方全員が観ることができるのが良い点ですよね。映像作品ならではの見どころは、メイキング映像とか。すごく深いところまでメンバーを追ってくださっていて素の部分も観られるので。その辺はディスクならではじゃないでしょうか。

――シングル『LOVE TRIGGER / We'll go together』は、自身初の初週ミリオンとなり、今回の上半期期間内では唯一のミリオン達成作品となりました。『LOVE TRIGGER』は、ダンスパフォーマンスも魅力的ですが、振付時のエピソードなどお聞かせください。

深澤:まずは、このシングル『LOVE TRIGGER / We'll go together』が、この上半期期間内で唯一のミリオン作品ということで、本当にありがとうございます。たくさんの人が手に取ってくださり、そして聴いてくださったこと、本当にうれしいです。そして振り付けに関してですが、今回の『LOVE TRIGGER』は、(メンバーの)岩本が振り付けを担当してくれました。岩本はSnow Manの他の楽曲もいろいろと振り付けているのですが、個人的にはこの『LOVE TRIGGER』の振り付けは、とても難しいなと思いました。その難しさっていうのは、振りを覚えて踊ることはできるんですけど、それをいかにカッコよく表現していくかっていうのが、なかなか難しい楽曲だなって…。それで苦戦していたんですが、唯一、こうすればカッコよく踊れるっていう方法を見つけました!

佐久間:秘策? を見つけたんですね?

深澤:はい。それはですね、自分に岩本を憑依させるという方法を見つけまして。

8人:おおおーーーーー。

深澤:ミュージックビデオを見てくださった方はわかると思うんですけど、ミュージックビデオに岩本が2人います。

佐久間:いません、いません! 岩本は2人いないですよ(笑)。

向井:うそつかんといて(笑)。

ラウール:(深澤くんが)メイク室でお腹にシャドー入れてたよね。

佐久間:(服の中に)腹筋のメイクを? かたちから入るんだ!?

目黒:それ憑依じゃないでしょ。書いただけでしょ(笑)。

ラウール:服の中にもそんなこだわりがあったよね。

佐久間:でも、やっぱり振り付けは岩本が一番上手く踊れるよね。生み出した人間なので。

宮舘:僕もたくさん練習しましたね。9人ではもちろんなんですけど、家に帰ってからも鏡の前でどうしたら(サビの振付の)“トリガー”がうまく引けるだろうかと。どうやったらファンの皆さまの心を撃てるか、そういう表情だったり踊りだったりっていうのを家に持ち帰って、憑依と言いますか、練習して、自分の中に落とし込みましたね。

――もうひとつの表題曲『We'll go together』では、Snow Manのひとりひとりが考案した「理想のデート」シーンが詰め込まれたミュージックビデオも話題になりました。他のメンバーの方のシチュエーションを見たときの感想など教えてください。

向井:いつもミュージックビデオはみんなで撮るので、完成は大体こんな感じになるのかなぁみたいな楽しみもあったんですけど、今回は一人一人(別で)撮っていたので、他のみんなはどういうシーンを撮っていたのか、手に取るまで分からなかったんです。9人全員がそれぞれ本当に違っていて、楽しかったですよね。個人的には、深澤さんのドライブデートをしてるみたいなシチュエーションが印象的で。普通だったら、彼女を乗せて(自分が)運転するっていうところを、深澤さんは免許持ってないので……自分は助手席に座る、というデートプランが僕個人的には印象には残ってますね。

深澤:ありがとうございます。

向井:かわいかったです。

――2020年1月にCDデビューされてから5年目を迎えられましたが、その2024年も折り返しとなりました。2024年下半期にチャレンジしたい音楽活動について教えてください。

ラウール:すでに下半期に皆さまに届ける予定のものについて準備は始まっているんですが、その下半期よりさらに先、2025年、26年と、日本国外でのパフォーマンスも視野に入れたような楽曲にもチャレンジしていきたいなと思っています。皆さまがくれた上半期の賞や、それまでの応援を糧に、これまでにはなかったクオリティのものを準備しているので、それを楽しみに待ってもらえたらうれしいです。

――最後に、作品を手に取ってくださった方、応援している方に向けて、メッセージを一言お願いします。

岩本照:いつも本当にありがとうございます。毎回いろんな形で自分たちを喜ばせてくれているのは、支えてくださっている皆さま、応援してくださっている皆さまです。僕たちがいろんな経験ができていることにもめちゃくちゃ感謝していますし、本当に感謝という言葉では伝えきれないぐらいの思いを毎回、抱いています。自分たちのパフォーマンスをいろんな方たちが受け取ってくれて、こうやって光栄な賞につないでくださったことに対して、嬉しいという気持ちだけじゃなく、もっと楽しませたい、もっと自分たちを知らない人たちにも届けて喜ばせたい、という思いがどんどん大きくなっています。そのためにはファンの皆さまの力が本当に必要になってくるので、これからも自分たちと共にSnow Manを盛り上げて欲しいですし、僕らも、応援してくださっている皆さまに「マジか! ヤバ!」と思わせるパフォーマンスを追求し、お届けしていくので、今後ともSnow Manを応援のほど、よろしくお願いします。

岩本:以上、

全員:Snow Manでした!

【編集部MEMO】
Snow Manは、9人組の男性アイドルグループ。メンバーは岩本照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平、目黒蓮、宮舘涼太、佐久間大介。2020年1月22日に「D.D./Imitation Rain」でCDデビュー。