映画『言えない秘密』(公開中)の公開御礼舞台挨拶が9日に都内で行われ、京本大我、古川琴音、三浦りょう太、坂口涼太郎、河合勇人監督が登場した。

  • 京本大我

    京本大我

同作は、台湾の人気スター・ジェイ・チョウが主演・初監督を務めたヒット映画を原案として製作。ピアノ留学から帰国し、伝統ある音楽大学に編入してきた湊人(京本大我)は、取り壊しが近い旧講義棟の演奏室で、神秘的なピアノを奏でる雪乃(古川琴音)と出会う。今までに耳にしたことのない美しい旋律に強く惹かれた湊人は雪乃に曲名を尋ねるが、「それは秘密」と耳元で優しく囁くだけだった。雪乃に会うたびに心惹かれていく湊人はトラウマだったピアノへ次第に向き合う事ができるようになっていく。しかしある日突然、彼女は目の前から姿を消してしまう。

映画『言えない秘密』公開御礼舞台挨拶に京本大我登場

同作で泣いたシーンについて聞かれると、古川は「自分たちが演じてたというのもあって、最初の方の2人の連弾とか、イキイキしているシーンで涙ぐんじゃう時がありましたね」と振り返る。京本は「いろんな撮影してきたことも蘇りながらだったので、グッとくるところがたくさんありました。雪乃サイドの心情とか背景が見えてきた時は、台本はもちろんわかってますけど、画として見させてもらった時に、湊人の気持ちとして見れていた時があったりして。本当の雪乃の気持ちとかどういう気持ちで湊人に会ってくれていたのかとか思ってたら、バーっと泣いちゃいましたね」と告白。

何回泣いたか聞かれた京本は「泣きやまないまま最後まで行ったみたいな。エンディングも相まって。エンディングを迎えて、初号を観終わってロビーを出た時も、まだ泣いてましたもんね。監督にあった時も」と話し、河合監督も「すごい泣いてたよ」と同意していた。

また、自身の「言えない秘密」を一文字で表すコーナーでは、「希望」の「希」というフリップを掲げた京本。「『言えない秘密』を一文字と言われて、作品から言葉を選ぼうと思ったんですけど、この作品に悲しいお別れとかラストがあるにしても、そこだけで終わらせたくない力強さと、みなさんにも『もっとその先を想像していただきたい』『希望を感じていただきたい』という部分と、僕にとっても初単独主演映画でもあるので、『たくさんの人に見てもらえたら』という希望も込めて、Wミーニング的な感じでつけました」と作品を表していた。

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