みずほ銀行宝くじ部はこのほど、「令和5年度 宝くじ長者白書」を発表した。令和5年度に1,000万円以上の当せん金を受け取りに来た高額当せん者(数字選択式宝くじでの当せん者を除く)を対象にアンケートを実施。そのうち、回答者432人(男性285人、女性147人)の結果をまとめた。
高額当せん者のモデル人間像
宝くじ1,000万円長者の高額当せん者モデル人間像は、男性の場合、年齢60歳以上、宝くじを買い始めて10年以上になる水瓶座の会社員で、30枚購入した、イニシャルがM.Tさん(たとえば、タナカ マサヒロさん、ツチヤ ミノルさん)。女性の場合は、年齢60歳以上、宝くじを買い始めて10年以上になる水瓶座の会社員で、10枚購入した、イニシャルはM.Kさん(たとえば、カトウ ミチコさん、クドウ メグミさん)。
高額当せん者の血液型、職業、年代は?
当せん者を血液型別にみると、「A型」が149人(35%)でトップ。次いで「O型」が131人(30%)、「B型 」が103人(24%)と続いている。
職業別にみると、「会社員」が165人(38%、うち男性123人、女性42人)と最も多く、次いで「無職」(102人、24%)、「自営業」「その他」(51人、12%)と続いた。
年代別では、「60歳以上」がトップで229人(53%)。次いで「50代」が98人(23%)、「40代」が61人(14%)となった。
星座別では、「水瓶座」52人(12%)で第1位。第2位は「獅子座」の42人(10%)で、第3位は「蟹座」の40人(9%)と僅差で続いた。
"継続が幸運を呼ぶ" 10年以上の購入歴がものをいう?
宝くじの購入歴を聞いたところ「10年以上」の人が303人(70%)と断然多く、トップだった。まさに"継続が幸運を呼ぶ"方程式が成り立つ結果に。しかし一方で、「今回が初めて」(14人、3%)で当せんを果たした、ビギナーズラックを味方につけた人もいるようだ。
購入頻度は「ジャンボのみ」を含めて「年数回」が6割以上
購入頻度を調べると、「ジャンボのみ」を買っている人が168人(39%)と最も多く、2位の「年数回」が104人(24%)で続いており、この2つを合わせると全体の6割以上という結果となっている。一方、「ほぼ毎回」買うという熱心な宝くじファンも32人(7%)いた。
宝くじを購入する理由は「夢を持ちたいから」が4割以上
宝くじを購入する理由は「夢を持ちたいから」が200人(46%)と4割以上を占めた。一方で、最も少なかったのは「お金が欲しくて一発勝負」35人(8%)だった。お金だけではないワクワク感も宝くじの魅力だと感じている人が多いようだ。
購入枚数男性は「30枚」、女性は「10枚」がトップ
購入枚数は、男性は「30枚」(69人、24%)、女性は「10枚」(38人、26%)が、それぞれ最も多くなっている。比較的多めの購入で高額当せんを狙う男性と、夢を追いながらも堅実な枚数で高額当せんを狙う 「しっかり型」の女性とで、姿勢の違いがうかがえる結果となった。
浮気せず「いつもの売り場」を大事にするのが当せんの秘訣?
売り場を選んだ理由で一番多かったのは「いつも買っているから(197人、46%)だった。次いで「出かけたついでに」 購入する人が151人(35%)となっている。普段購入する売り場とあわせて、出かけた先にあるいつもと違う売り場で購入してみるのも、幸運をつかむ1つの方法なのかもしれない。
「買う日にち」や「連番・バラの割合」にこだわる人が多い
購入時にこだわったことを尋ねたところ、「買う日にち」にこだわって買ったという人が87人(20%)で最も多く、次いで「連番・バラの割合」が85人(20%)となった。自分なりのこだわった買い方を楽しんでいる人が多いようだ。
「良い事があった時に購入」や「お参りにいく」とさらなる幸運を招く?
当せんした宝くじを購入する際に、何らかのゲン担ぎをした人は8割以上もいた。最も多かったのは「良い事があった時に購入」「お参りにいく」(58人、13%)だった。運気がいいと感じるときに購入することでチャンスを広げているようだ。次いで「トイレや部屋の掃除」(43人、10%)、「開運グッズを購入」(30人、7%)だった。また「その他」が179人(41%)となっており、独自のゲン担ぎを行っている人も多いようだ。
購入した宝くじ券は「神棚・仏壇」に保管していた人が最多
購入してから抽せんまでの宝くじ券の保管場所については、「神棚・仏壇」が123人(29%)で最も多かった。また、2位は「机の引き出し」で117人(27%)。次いで「カバン・ハンドバッグ」で40人(9%)と続いている。
当せん確認後から換金までの期間、1ヶ月月未満が8割超
「当日」(41人、10%)、「翌日」(55人、13%)、「2~7日未満」(120人、28%)、「1週間以上~1ヶ月未満」(142人、33%)を合わせて84%となり、1ヶ月未満で換金している人が8割以上となった。やはり比較的 早めに換金して安心したい方が多い人が多いようだ。一方で、「1ヶ月以上」 経ってから受け取る人も58人(13%)いた。当せんの喜びをゆっくりとかみしめ、落ち着いてから換金したいのかもしれない。
当せん金の使い道「貯蓄」がトップ、堅実派が多い?
1,000万円以上という高額な当せん金、気になる使い道は「貯蓄」すると答えた人が167人(39%)でトップ。次いで「旅行」が88人(20%)、「借入金の返済」「家族サービス・親孝行」が57人(13%)という順になっている。また「土地・住宅の改築や購入」(53人、12%)や「車の購入」(51人、12%)など、大きい買い物に使う人も見受けられた。
当せんの最大の秘訣はやっぱり「運」?
当せんの秘訣について、180人(42%)が「運」と答えている。第2位以下は「継続」117人(27%)、「ひらめき」45人(10%)、「日ごろの行い」42人(10%)と続き、「運」以外の"何か"も大切な要素のようだ。