お笑い芸人のひょっこりはんが7日、都内で開催された舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』記者会見に出席。稽古中、本名の「聡(さとし)」と呼ばれることを明かし、「人間として見られているようでうれしい」と笑顔を見せていた。
本舞台は、小説『ハリー・ポッター』シリーズの作者である J.K.ローリングが、ジョン・ティファニー、ジャック・ソーンと共に舞台のために書き下ろした『ハリー・ポッター』シリーズ8作目の物語。小説の最終巻から19年後、父親になった37歳のハリー・ポッターとその息子・アルバスの関係を軸に描かれる新たな冒険物語。
会見には、7月から出演する新キャストが集結。ハリー・ポッター役の平方元基、吉沢悠、ハーマイオニー・グレンジャー役の木村花代、ロン・ウィーズリー役のひょっこりはん、矢崎広、ドラコ・マルフォイ役の永井大、姜暢雄、ジニー・ポッター役の大沢あかねが役衣装で登壇した。なお・ハーマイオニー・グレンジャー役の豊田エリーは体調不良のため欠席した。
矢崎と共にロン・ウィーズリー役にダブルキャストで挑むひょっこりはん。「約2カ月間、みんなで丁寧に稽古をしてきました」と報告すると「みんなハリポタが夢に出てくるぐらい没頭していました。それを皆さんの前で披露できるワクワクと、明日から1年間やり続けるんだという不安が同居しています」と正直な胸の内を明かす。
それでもひょっこりはんは、「稽古で助け合える関係性ができました」と心強い仲間がいることを強調すると「ここにいるキャスト以外にもたくさんの方々が出演していて、それぞれとても重要な役割になっているので、いろいろな視点で作品を観てほしいです」とアピールしていた。
また今回の稽古で、キャストたちは下の名前で呼び合うことがルールとしてあったという。そんな呼び方に「ひょっこりはんは何て呼ばれているんですか?」と質問が飛ぶと、ひょっこりはんは「『さとし』って呼ばれています。なんか人間として見てもらえているようでうれしいです」と発言し、会場を笑わせていた。
またこの日は七夕。願い事を聞かれるとひょっこりはんは「たくさん寝られますように」と答え、「3歳の子供に毎朝5~6時に、目を突かれたりして起こされるんです」と真意を説明。しかし子供は「いつもありがとう」と願い事を書いたことを知ると「目を突かれたとか言っている場合じゃないなと思いました」とほのぼのエピソードを披露していた。