JR西日本と阪急電鉄は、窓口での会話を即座に翻訳し、透明ディスプレイに表示できるリアルタイム音声認識システム「YYSystem(ワイワイシステム)」を活用した実証実験を7月12日から大阪駅(JR西日本)と大阪梅田駅(阪急電鉄)で行うと発表した。
「YYSystem」は23カ国の言語に対応しており、AIを活用して会話を日本語および他の言語で表示できる。これにより、インバウンドや聴覚に障がいを持つ人へよりスムーズな応対が期待できることから、両社で実証実験を行うこととした。
JR西日本は大阪駅の鉄道案内所と忘れ物センター、阪急電鉄は大阪梅田駅の2階西・3階西・3階東ごあんないカウンター、計5カ所で実証実験を実施。得られたデータを分析し、駅での案内でよく使用する言葉や表現への対応が可能かなどについて検証し、2025年の大阪・関西万博の開催に向けて本導入をめざすとしている。