日本でTOEIC Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、2023年度の受験者数や平均スコアをまとめた「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2024」を6月28日に発表した。2023年度のTOEIC Speaking & Writing Tests(以下、TOEIC S&W)受験者は前年度(1万8,192人)よりも増加し、1万9,981人となった。
TOEIC S&Wは、日常生活やグローバルビジネスで活きる「英語で話す・書く能力」を測定するテスト。0〜200点で評価され、企業では内定者や新入社員のレベルチェック、学校では成績評価や就職対策の一環として利用されている。
2023年度の平均スコアをみると、Speakingは129.6点、Writingは143.3点、全体で272.9点と、前年度(274.7点)よりも1.8点低下していることが分かった。
次に、2023年度の社会人/学生別受験者数と平均スコアをみると、社会人は280.9点、学生は262.7点だった。
全体のSpeakingスコアで最も多いのは「130点」(15.7%)だった。次いで「140点」(15.5%)、「110点」(13.4%)と続いた。また、全体のWritingスコアをみると、「150点」(21.0%)が最も多く、次いで「160点」(15.1%)、「140点」(12.5%)だった。
社会人のSpeakingスコアで最も多いのは「140点」(17.3%)で、次いで「130点」(16.6%)、「150点」(13.7%)と続いた。また、社会人のWritingスコアをみると、「150点」(22.1%)が最も多く、次いで「160点」(17.0%)、「140点」(11.8%)との結果に。
受験者のうち、職種別の平均スコアをみた場合、最もスコアが高いのは「教育」(310.1点)だった。次いで「人事」(294.4点)、「海外関連業務」(293.8点)と続いた。
また、役職別の平均スコアをみると、「派遣社員」(290.4点)がトップに。次いで、「役員」(288.7点)、「部長」(282.3点)ということが判明した。