X/Twitterの名前変更、1日2回を超えるとエラーになる

現在のX(旧Twitter)ではアカウント名、ユーザー名とも変更できる回数が1日2回までに制限されています。X公式ヘルプには「名前変更は1日2回まで」と明記されていませんが、筆者が複数のアカウントで検証したところ、アカウント名やユーザー名を2回変更した後、3回目の変更を試みると「エラー131」などのメッセージが表示されました。名前の再変更が可能になるまで、およそ24時間待つ必要がありました。

  • X/Twitterでアカウント名を2回以上変更したときのエラーメッセージ(アプリ)
  • X/Twitterでアカウント名を2回以上変更したときのエラーメッセージ(ブラウザ)
  • 「アカウント名」を1日に2回変更した後、3回目の変更を試みたときのエラーメッセージです。X公式アプリでは「操作を完了できませんでした。……エラー131」、ブラウザ版Xでは「申し訳ありません。問題が発生しました」と表示されました

  • X/Twitterでユーザー名を2回以上変更したときのエラーメッセージ(アプリ)
  • X/Twitterでユーザー名を2回以上変更したときのエラーメッセージ(ブラウザ)
  • 「ユーザー名」を1日に2回変更した後、3回目の変更を試みたときのエラーメッセージです。X公式アプリでは「エラー client error」、ブラウザ版Xでは「……制限に達しました。しばらくしてから、再度お試しください」と表示されました

X/Twitterで名前を変更して、元に戻せないときの原因は?

X/Twitterで変更した名前を元に戻せなくなった場合は、「名前変更は1日2回まで」の制限が適用された可能性があります。基本的には24時間経過すれば、アカウント名やユーザー名を元に戻せるようになります。

X/Twitterでアカウント名やユーザー名を変更できない原因

X/Twitterでアカウント名やユーザー名を変更できないときの原因は、冒頭で説明した「1日2回まで」の制限によってエラーとなった場合をはじめ、下記の8パターンが考えられます。

  • 1日に2回以上を変更した(3回目の変更ができない)
  • プロフィール画像と自己紹介文が空欄(未設定)の場合
  • 使えない文字種を含んでいる
  • 文字数がオーバーあるいはショートしている
  • 新しいユーザー名が別のユーザーに使用済み
  • アカウント名とユーザー名の違いがわからない
  • アカウントが凍結されている
  • X/Twitterに一時的な仕様変更や不具合が発生している

アカウント名やユーザー名の変更方法をあらためて確認したい方は、下記の関連記事を参照してください。

【関連記事】
X/Twitterの名前を変更する方法、アカウント名やユーザー名の変え方

プロフィール画像と自己紹介文が空欄(未設定)の場合

アカウントのプロフィール画像が未設定かつ自己紹介文が空欄の場合は、アカウント名(名前)を変更できません。自分のプロフィール画面から、プロフィール画像か自己紹介文のどちらかを入力して保存すると、アカウント名を変更できるようになります。もちろん、プロフィール画像と自己紹介文の両方を保存してもOKです。

以下、自己紹介文のみを入力して、アカウント名を変更した例を紹介します。

  • X/Twitterでアカウント名を変更するために自己紹介文を入力する方法-1

    【1】自分のプロフィール画面を開いて、「プロフィールを入力」をタップします

  • X/Twitterでアカウント名を変更するために自己紹介文を入力する方法-2

    【2】今回の例では「今はしない」をタップして、プロフィール画像やヘッダー画像の設定をスキップします

  • X/Twitterでアカウント名を変更するために自己紹介文を入力する方法-3

    【3】自己紹介文を入力して「次へ」をタップします

  • X/Twitterでアカウント名を変更するために自己紹介文を入力する方法-4

    【4】ユーザー名や位置情報の入力画面も「今はしない」をタップしてスキップします

  • X/Twitterでアカウント名を変更するために自己紹介文を入力する方法-5

    【5】確認画面で「保存」をタップすると、プロフィール画面に戻るので「編集」をタップします

  • X/Twitterでアカウント名を変更するために自己紹介文を入力する方法-6

    【6】「名前」欄に新しいアカウント名を入力して「保存」をタップすると名前が変更されます

  • X/Twitterでアカウント名を変更するためにプロフィール画像を設定する方法

    【参考】手順【2】でプロフィール画像を設定して、以降を「今はしない」でスキップしてもアカウント名を変更できます

使えない文字種を含んでいる場合

X/Twitterの「アカウント名」にはひらがなやカタカナ、漢字、記号、絵文字、スペースなどを入力できます。アカウント名で禁止されているのは、スペースだけを入力した空白の状態にすることのみです。

一方、「ユーザー名」に利用できる文字種は、半角の英数字とアンダースコア「_」のみに限られます。ユーザー名は半角スペースの入力も不可です。

  • X/Twitterのアカウント名に使用できる文字種

    アカウント名には記号や絵文字なども利用できます

  • X/Twitterのユーザー名に使用できない文字種

    ユーザー名に使えない文字種を入力すると警告されて変更できません

文字数がオーバーあるいはショートしている場合

X/Twitterの名前は設定できる文字数が決まっています。「アカウント名」は最長50文字まで、「ユーザー名」は5文字以上15文字以内に収める必要があります。名前の長さが規定の文字数から外れている場合は警告されます。

新しいユーザー名が別のユーザーに使用済みの場合

X/Twitterの「ユーザー名」はログインIDとしても使われるので、他のアカウントと重複する名前を設定できません。入力したユーザー名がすでに使用済みだった場合は警告されるので、別のユーザー名に変更しましょう。

  • X/Twitterのユーザー名が使用済みで変更できない場合

    他のアカウントとまったく同じユーザー名を入力すると警告されます。X/Twitterがおすすめするユーザー名を選ぶなどして、重複を避ける必要があります

アカウント名とユーザー名の違いがわからない

あらためて説明すると、X/Twitterの名前には「アカウント名」と「ユーザー名」の二種類があります。アカウント名とユーザー名の違いを理解せずに、 アカウント名を変更したいのにユーザー名を変更したり、ユーザー名を変更したいのにアカウント名を変更したりすると、「あれ? 変更できない?」と困惑してしまうでしょう。

  • X/Twitter、アカウント名とユーザー名の違い

    X(旧Twitter)のプロフィール画面です。太字でカナや漢字なども表示されている名前が「アカウント名」、@と英数字で表示されているのが「ユーザー名」です

「アカウント名」はプロフィール画面の「編集」ボタンから変更します。「ユーザー名」は設定メニューを「設定とプライバシー」→「アカウント」→「アカウント情報」の順に進んで変更します。アカウント名とユーザー名の違いと変更方法については、下記の関連記事で詳しく解説しています。

【関連記事】
X/Twitterの名前は2種類、「アカウント名」と「ユーザー名」の違いは?

アカウントが凍結されている

X/Twitterアカウントが凍結されてもログインすることはできます。しかし、凍結されたアカウントの設定は変更できないため、名前(アカウント名、ユーザー名)の変更も不可です。名前を変更するには、異議申し立てフォームからアカウントの凍結を解除する必要があります。

  • X/Twitter、凍結アカウントの名前は変更できない-1
  • X/Twitter、凍結アカウントの名前は変更できない-2
  • 凍結されたアカウントでもプロフィールの編集画面を開くことはできますが、アカウント名を変更しようとするとエラーになります。ユーザー名もエラーが出て変更できません

【関連記事】
Twitterアカウントの凍結を解除する方法 - 異議申し立ての例文付き

X/Twitterに一時的な仕様変更や不具合が発生している

アカウント名やユーザー名を変更できなくて、ここまで説明した原因のいずれにも該当しない場合は、X/Twitterの一時的な仕様変更を疑ってみましょう。近年のX/Twitterではスパムや不正アカウントの掃討を目的とした仕様変更が時折行われます。過去には、名前を変更するとアカウントがロックされて再ログインやreCAPTCHA認証を求められたケースもあります。

また、X/Twitterの運営システムに不具合が発生している可能性もゼロではないので、「Twitter 不具合」などのキーワードで検索するなどして情報収集してみましょう。