今年6月に逝去した伝説の落語家・桂ざこばさんを追悼する特別番組が、読売テレビで2本立てで放送されることが決定した。レギュラーパネリストとして鋭い論客ぶりを発揮した『そこまで言って委員会NP』と、本格的落語寄席番組『平成紅梅亭』がそれぞれ特別編を放送。タレントとしても落語家としても第一線で活躍し、まさに"落語界の革命児"と呼ぶにふさわしい桂ざこばさんの魂の言葉と珠玉の高座が蘇る。

両番組を通じて、桂ざこばさんの多彩な魅力や、その革新的な生き様に迫る。豪華な共演者や親交の深かった著名人たちが、知られざるエピソードや思い出を語り、ざこばさんの人間性や芸の真髄を浮き彫りにしていく。

「そこまで言って委員会NP」で振り返る桂ざこばの人間性

7月7日放送の『そこまで言って委員会NP特別編 桂ざこばさんを偲んで』では、2003年の番組開始以来、レギュラーパネリストとして活躍したざこばさんの姿を振り返る。辛坊治郎氏や橋下徹氏など、親交の深かった出演者たちが、ざこばさんとの思い出を語る。

番組では「人間"桂ざこば"とは?」「桂ざこば語録 名言大賞」「桂ざこば師匠の思い出」という3つのテーマで、ざこばさんの人柄や魅力に迫る。立川志らく氏は、師匠の立川談志とざこばさんの貴重な素顔を語るなど、さまざまな角度からざこばさんの人間性が浮き彫りになる。

豪快なトークと名言で魅せた「最強の論客」

ざこばさんといえば、歯に衣着せぬ豪快なトークで知られる。番組では、現代のコンプライアンスでは考えられないほどの過激な発言から、人柄の深さを感じさせる言葉まで、数々の名言を秘蔵映像とともに振り返る。

また、番組では対立することが多かった田嶋陽子氏が、プライベートでのエピソードを披露。ざこばさんからの温かい言葉を紹介する際には、思わず言葉に詰まる一幕もあったという。

「平成紅梅亭」で堪能する落語家・桂ざこばの真骨頂

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7月9日放送の『平成紅梅亭特別編 追悼・桂ざこば』では、落語家としてのざこばさんの魅力に焦点を当てる。番組では、ざこばさんの代表的な高座3席を放送。48歳時の「天災」、55歳時の「厩火事」、69歳時の「笠碁」と、さまざまな年代のざこばさんの落語を堪能できる。

さらに、桂南光、林家木久扇、笑福亭鶴光といった豪華噺家たちが、落語家・桂ざこばの凄さを語る特別インタビューも放送。「役に入り込む事で鬼気迫るものがあった」(木久扇)、「セリフを超えてニンが活き活きしている」(南光)など、第一線の噺家たちがざこばさんの表現力を絶賛している。

落語界の重鎮であり、テレビタレントとしても活躍した桂ざこばさん。その多彩な魅力を余すところなく伝える2つの特別番組をお見逃しなく。

『そこまで言って委員会NP特別編 桂ざこばさんを偲んで』は2024年7月7日(日)16時25分~17時30分、『平成紅梅亭特別編 追悼・桂ざこば』は2024年7月9日(火)26時21分~28時18分にそれぞれ放送される。