透明デザインのスマホで知られるNothingは7月5日、スマートフォン新製品「Nothing Phone (2a) Special Edition」の日本上陸を記念したイベントを東京・渋谷で実施。7月8日の発売に先駆けてNothing Phone (2a) Special Editionの実機を展示したほか、限定100台を先行販売した。
あわせて、NothingのCEOを務めるカール・ペイ氏が来日し、会場でトークイベントを実施。Nothing製品の特徴である透明デザインについて、カール・ペイ氏は「透明デザインのNothing Phoneシリーズは、日本市場で多くの人に受け入れてもらえた。Nothing Phone (2a)は、透明デザインを継承しつつ価格を引き下げた。さらに多くの人に使ってもらえるとうれしい」と語った。
発売迫るNothing Phone (2a) Special Editionを一足早く展示
7月5日~6日の2日間限定でイベントが開かれるのは、渋谷区神宮前のキャットストリート沿いにあるイベントスペース「クレインズ6142」(渋谷区神宮前6-14-2)。Nothing PhoneシリーズをはじめとするNothing製品を展示し、デザインを主軸とした展示を行う。
7月8日に発売するスマートフォン新製品「Nothing Phone (2a) Special Edition」も展示し、先行販売も実施する。販売するのはストレージ256GBモデルで、販売価格は55,800円(7月8日からの一般販売と同価格)。会場で購入した人には特製トートバッグがプレゼントされる。
トークショーではスマホ+AIについての考えも
開催初日の7月5日には「テクノロジーと愛されるプロダクトデザインとは」をテーマに、プロダクトデザイナーとして知られる深澤直人氏とNothing CEOのカール・ペイ氏とのトークイベントを実施した。
特に日本市場で支持されているNothing製品がデザインにこだわる理由について、カール・ペイ氏は「テクノロジーがつまらなくなっていると感じたので、デザインをツールとして使ったプロダクトを作っていこうと思った。デザインはハードウエアだけでなく、UIやUX、製品パッケージ全体で考える必要がある」と語った。
昨今盛り上がるAIについては「ユーザーが楽しいとは思わない作業をAIに任せ、ユーザーを楽しいことに専念させる存在になるべき。AIによってテクノロジーが進化すれば、UIをはじめとするデザインも進化させなければならない」と考えを語った。
Nothingのデザインイベントの開催日時は、7月5日(金)が13~19時、7月6日(土)が11~19時。Nothing Phone (2a) Special Editionの販売は、規定数量に達した時点で終了する。