JR東海は5日、静岡地区での315系デビュー記念として、静岡県の特産であるお茶を学習し、富士山静岡空港の見学と航空の歴史を学び体験できるメニューを盛り込んだ「夏休みの自由研究応援企画! 貸切列車ツアー!!」を8月17日に実施すると発表した。
今年6月に静岡地区で運転開始した315系を貸し切って運行。車内では315系に関するパネル展示とJR東海社員による説明を予定している。
お茶の産地として知られる牧之原台地に農業用水を運ぶ牧之原揚水機場にて、水を押し上げるポンプを見学。農業用水の使用用途や揚水ポンプのしくみも学べる。体験型フードパーク「KADODE OOIGAWA」では、茶葉の「蒸し」と「火入れ」を段階別に組み合わせた16種類の緑茶の中から、自分好みの緑茶を探せるという。
航空に関する歴史の展示と飛行に関する機材・模型を集めた静岡航空資料館で、こどもを対象に操縦シュミレーター体験を実施。富士山静岡空港の非公開エリアにも潜入し、空港の仕事紹介や消防庁舎見学など、空港の裏側を間近で見学できる。
ツアー当日(8月17日)は、315系4両編成の専用団体列車で静岡駅を7時35分に発車し、島田駅に8時0分到着。貸切バスに乗車し、おもな見学・体験コンテンツを巡る。島田駅に貸切バスで16時15分頃に到着した後、再び専用団体列車に乗車。16時45分に島田駅を発車し、静岡駅へ17時11分に到着予定となっている。
ツアー商品は中学生以下を含む2名以上のグループを対象としており、中学生以下の参加者がいない場合は参加不可。申込み時点で親権者が同行しない18歳未満の参加者は、親権者の同意書が必要となる。定員は80名。旅行代金は大人1万3,800円・こども1万1,800円。JR東海ツアーズにて、7月8日14時から販売開始する。