映画『夏目アラタの結婚』(9月6日公開)が第28回 プチョン国際ファンタスティック映画祭でワールドプレミアを行い、主演の柳楽優弥、堤幸彦監督が登場した。

  • 左から柳楽優弥、堤幸彦監督

韓国・プチョン(富川)で7月4日から7月14日まで開催されている同映画祭は1997年に始まり、毎年全世界から集まったSF、ファンタジー、ホラー、アクション、サスペンスなど、個性的なジャンルの作品約300作品が11日間にわたって上映されるアジア最大級のファンタスティック映画祭。この度、7月4日に開催された、プチョン国際ファンタスティック映画祭のレッドカーペット&開幕式に、堤監督と主演の柳楽が登場した。

柳楽は2023年に、世界を震撼させたヴィレッジ・サイコスリラー超大作『ガンニバル』でアジアエクセレンスアワードを受賞し参加した「アジアコンテンツ&グローバルOTTアワード」以来約1年ぶり、4度目の韓国でのイベントとなった。この度、オフィシャルレポートが届いた。

映画『夏目アラタの結婚』 第28回 プチョン国際ファンタスティック映画祭 オフィシャルレポート

レッドカーペットに先立って、ソウル市内と映画祭の会場となるプチョン市内を散策するなど、久しぶりの韓国の空気を感じた柳楽は「韓国に来たのは4度目になるんですがプチョン国際映画祭は初めてなのでどんな映画祭になるか楽しみです!」と映画祭を前に胸を高鳴らせていた。柳楽は2004年の映画『誰も知らない』で14歳の時に韓国の釜山映画祭に参加するなど、4度目の韓国訪問になる。

いよいよレッドカーペットの時間となり、柳楽は黒の正装、堤監督はネイビーの正装で、韓国の映画ファンが集まった熱気あふれるレッドカーペットに登場! 柳楽は映画祭に集まった観客の前で「来れて嬉しいです」と熱い気持ちを語った。

大きな拍手と歓声に包まれた2人はレッドカーペットを終えて「あっという間でしたね。でも映画が盛り上がっている場所なんだなというのを改めて感じました。想像以上ににぎやかな雰囲気だなと思いました」(柳楽)、「温かい人々に守られている映画祭だと実感しました」(堤監督)とその熱気に高揚しながらも、「我々の前にも物凄い数の人たちが歩いてましたし、我々の後にも物凄い有名な方々が歩いていましたから、こんなことは初めてです」と笑顔。 この日は、全94組のゲストがレッドカーペットを練り歩き、その中でも、本映画祭の「特別展」の主人公で、“韓国ドラマブーム”を巻き起こすきっかけとなった『愛の不時着』に主演し、韓国を代表する女優ソン・イェジンや、東方神起のメンバーとして世界中のファンを魅了し、以降シンガーソングライターや俳優として活躍するジェジュンも参加し、ファンに写真撮影など熱いファンサービスを繰り広げる場面も。柳楽は改めて4回目の韓国の映画祭に参加された心境を「4回参加させて頂いて、日本の外の映画祭に参加させて頂いているイメージでしたが、もっと身近なものに変わりました。温かく迎えてくれるキャパシティーを持った人たちが多いんだと改めて感じましたし、だからこそ、また作品を持ってきてチャレンジしたいと思いました」と海外映画祭への強い気持ちを語った。

翌日のワールドプレミアでは日本での公開を前に、世界で初めて本作の上映が行われることもあり、堤監督は「緊張します。でも柳楽さんの顔面芸術をぶつけたいと思います」と意気込みを語り、「怖い面もありドキドキしますけど、どんなリアクションになるか興味ありますし、楽しみです」と柳楽も語っている。

【編集部MEMO】
乃木坂太郎氏によって2019年から「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載された、全12巻累計250万部のヒット作を堤幸彦監督が実写化した、映画『夏目アラタの結婚』(9月6日公開)。“品川ピエロ”の異名で知られ、日本中を震撼させた連続バラバラ殺人事件の犯人・品川真珠(黒島結菜)の真珠のもとを訪れた、元ヤンキーで児童相談所の職員である夏目アラタ(柳楽優弥)が、突如“獄中結婚”を申し出ることから二転三転する物語が始まる。

(C)乃木坂太郎/小学館 (C)2024映画「夏目アラタの結婚」製作委員会