日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(毎週火曜19:00~)が、きょう2日に放送。ゲストに、櫻井翔と安斉星来が出演する。
東京駅から電車で約10分、地下鉄東陽町駅から歩いて2分のところにある居酒屋で何より驚かされるのは、圧倒的なメニューの数。ファイルに綴じられた分厚いメニュー2冊には、びっしりと料理が記載されており、韓国、ドイツ、ロシア、スペイン、中国といった国や地域で分かれたコーナーもあれば、ラーメン、パスタ、ピザ、カレー、ジビエ、ホタテといったジャンルや食材で分かれたコーナーも。これとは別に、表・裏にこちらもズラリと料理が並ぶ「おすすめメニュー」も13枚、テーブルに置かれている。
そのあまりの数に、「多すぎてわかんない」と困惑してしまう客も。店主いわく、「最初は50種類くらいだった」ものがどんどん増え続けた結果、現在は4,700種類以上になった。
数だけでなく、一品の量が多いのも特徴。「スペインオムレツ」(350円)は卵を4個使用。客が「鍋だよ鍋」と評する名物の「一晩寝かせたラザニア」(580円)は、ホワイトソースとミートソース、パスタシートを5層分重ね、その上に数種のチーズをかけてオーブンで約20分。それを一晩寝かせてから、さらに自家製トマトソースや野菜を載せ、再びオーブンで18分焼き上げるという手間がかかったものだ。このほか、鶏モモ肉を赤ワインで煮込んだ「コック・オーヴァン」(880円)など、本格的なフランス料理が食べられるのもポイントだ。
仕込みから調理までほぼすべて1人で担当している店主は、もともとは経営側の人間で、最盛期には12軒の飲食店を運営していたという。そこでプロの料理人たちの働きを見ているうち、自らも調理法をマスターして現在に至る。「安物でいいからたくさん欲しい性格」と、メニューだけでなく、皿やフライパン、包丁も大量に保有。中でも食材を保管するための冷蔵庫は、この規模の居酒屋では考えられないほどの台数に…。
サービス精神も豊富で、YouTubeの登録で1品無料になるほか、ワイン1本を頼めばこちらも料理1品が無料。一方で、食品ロスが出ないように、余った食材や足がはやい食材をおまかせ料理に回すなど工夫している。どんな料理にも対応し、儲けも考えず客に還元している店主だが、唯一、忙しくて「どうしてもできない」と語るメニューとは…?
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