企画・マーケティング会社「僕と私と」は6月27日、「Z世代に聞いた! 就職活動に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は5月7~9日、2022年~2025年に大学・大学院・短期大学・専門学校を卒業・または卒業予定の全国の20~27才就職活動経験者600人を対象に、インターネットで実施した。
会社選びで重視することについて尋ねたところ、最も多い回答は「福利厚生や補助などが充実している」だった。「企業の安定性が高い」も22~24卒で20%以上、25卒も19.6%が挙げており、「安心・安定」はZ世代の就活において、重要なキーワードであることがわかった。
就活に関する悩みについて聞くと、全世代で圧倒的に多かったものが「面接に自信がない」で、4割近くがそのように答えている。
そのほか、「就職先のリアルがわからない(雰囲気、仕事量など)」「志望する企業や就活の情報がなかなか得られない」などの情報収集に関する悩みが比較的上位に挙がっている。
企業のSNSアカウントについて尋ねたところ、「会社に興味を持ちやすい」「会社の社風がわかりやすい」と、それぞれ約4割が回答している。
1社目に働きたい会社について、外資系企業と日系企業のどちらがいいか聞いたところ、全世代で日系企業と回答した人が多かった。しかし3~4割は「外資系企業で働きたい」と答えている。
1社目に働く規模について、大手企業とベンチャー企業・スタートアップのどちらがいいか尋ねると、比較的大手企業をあげるZ世代が多かった。25卒は、ベンチャー企業やスタートアップを挙げた層が他世代より5~10ポイント程度高い44.6%だった。
キャリアにおいて、特定の職種で専門性を極めるスペシャリストと、幅広い職種を経験するゼネラリストのどちらが希望に近いか尋ねたところ、22卒~24卒では過半数がスペシャリストと回答した。しかし、25卒は51.8%がゼネラリストと答えている。