オミカレは、「結婚にまつわるお金事情」についてのアンケート調査結果を6月27日に発表した。同調査は2024年6月11日~16日の期間、オミカレ会員1,092人を対象にインターネットを用いて行われた。

  • "給料三カ月分の婚約指輪"に興味なし!婚活者の7割以上が婚約指輪を必要としていない

婚約指輪は必要か尋ねたところ、「必要だと思う」と回答したのは全体のわずか1/4だった。また、男性は19.6%、女性は26.7%となった。女性の理由として「あこがれがある」「記念・思い出になる」などの理由が寄せられた。

また男性の40%が「相手の希望に合わせたい」と回答しており、「自分は不要だと思っているが、相手が欲しいならかなえたい」「女性側の気持ち次第で贈りたい」などの理由をあげていた。

「不要だと思う」「どちらとも言えない」と回答した多くが費用を懸念点にあげており、結婚指輪のデザインにこだわる・新婚旅行をするなど「他のことに使いたい」という声が非常に多く集まっている。

また、結婚指輪に対しては、全体の6割以上が「必要だと思う」と回答した。女性に比べて男性の方が「必要だと思う」と答えた割合は少ないが、「相手の希望に合わせたい」という人が多くなっている。「不要だと思う」と回答した人は全体の5%程度だったが、その理由の多くが「指輪をつけない・つけられない」というものだった。

  • 「無駄」「古い」「必要ない」令和の婚活者が結納を行いたい理由とは?

結納は必要だと思うか聞いたところ、「不要だと思う」が最多だった。回答者の中には「結納がわからない」という人もおり、現代において結納に必要性を感じる人の少なさがうかがえる結果になった。

「不要だと思う」と回答した理由には「必要性を感じない」「時代にそぐわない」「無駄な古い慣習」などがあげられている。結納金については、「費用について考えたことがない・わからない」の回答がほとんどで、結納に費用をかけるという人は非常に少ないという。

 一方「必要だと思う」と回答した人も全体の10%おり、「家族が望んでいる」「古い慣習だと思うが、自分の地元では今も当たり前に行われているから」などの理由が寄せられた。

  • 時代は変わってもウエディングドレスへのあこがれは変わらない!結婚式はやっぱり必要?

続いて、結婚式が「必要だと思う」と回答した人は男女共に2割程度だったが、そう答えた女性の多くが「ウェディングドレスを着たいから」と回答した。

「不要だと思う」と答えた人の中にも「若い時はドレスにあこがれていたけど、年齢的に恥ずかしい」という回答が寄せられた。一方、「必要だと思う」と答えた男性にも「相手のドレス姿を見たい」「ドレスアップする機会が他にないと思うから」と理由をあげている人が多く、結婚式=ウエディングドレスのイメージが強いことがうかがえるという。

また、男性は「相手の希望に合わせたい」の回答が非常に多く、結婚式を女性が主役のイベントと認識している男性も多いという。

結婚式・披露宴の費用について尋ねたところ、「こぢんまりやりたい」「家族婚くらいでちょうどいい」という声が多く、「100万円未満」「100万円~350万円未満」との回答が4割近くになった。

 また「費用について考えたことがない、わからない」との回答が非常に多く、ドレスへのあこがれは強くとも、結婚式・披露宴自体への興味はそこまで高くない傾向にあるという。