俳優の高橋文哉が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『伝説の頭(ヘッド) 翔』(7月19日スタート 毎週金曜23:15~※一部地域除く)の出演者が30日に発表された。

上段左から井桁弘恵、菅生新樹、中段左から田中偉登、中川大輔、駒木根葵汰、下段左から三浦獠太、簡秀吉、石山順征=テレビ朝日提供

■『伝説の頭(ヘッド) 翔』、高橋文哉主演で実写化

『クロサギ』や『正直不動産』など、多くの実写化漫画の原案で知られる夏原武氏の原作デビュー作として、2003年~2005年にコミック雑誌「週刊少年マガジン」(講談社)にて連載され人気を博した『伝説の頭(ヘッド) 翔』が満を持して初実写化。主演の高橋文哉が、1000人を超えるヤンキーたちを従える不良チーム「グランドクロス」を束ねる伝説の頭・伊集院翔と、クラスでもまったく存在感がなく、スクールカースト最下層の万年パシリ・山田達人という最強と最弱の二人を、一人二役で演じる。また、ヒロインであるアイドル“古くさい街角のスケ番ズ”藤谷彩役には関水渚が発表されている。

■井桁弘恵、菅生新樹ら出演者8人発表

翔の彼女で、レディース「紅」の現総長として君臨する綾小路直子に扮するのは井桁弘恵。美人なうえに、男も叩きのめす腕っぷしの持ち主で、筋の通らないことは大嫌いな性格。ゆえに、達人が翔に入れ替わっているともしバレれば、達人の命はない!? しかし、そんな直子は、翔とふたりきりになると、あるスイッチが入って……。ドラマ、映画、バラエティと幅広く活躍する井桁だが、高橋とは『仮面ライダーゼロワン』(19年・テレビ朝日系)で共演済み。久々の共演で、複雑な恋人同士役を、どんなやり取りで見せるのか。特攻服姿の井桁による「死んどけコラぁ!」といった過激なヤンキーセリフや、男相手のタイマンといったアクションシーンにも注目だ。

「グランドクロス」の副長で翔の右腕・大門伝介役には菅生新樹。翔と入れ替わった達人と常に行動をともにし、ヤンキーのイロハを達人に教え込んでいく。アイドルオタクでひ弱キャラの達人のようなタイプは本来嫌いなはずだが、達人の持つある種の気合いには一目置くように。翔と達人が入れ替わっていることを知る唯一の男・大門だが、その裏で、実は誰も知らないある秘密を持っている。そんな大門を、2024年後期の連続テレビ小説『おむすび』(NHK)への出演も決定している菅生が体現する。

さらには、女性に惚れっぽい性格の「グランドクロス」親衛隊長・桜井亮太役の中川大輔、「グランドクロス」メンバーでチーム一のお調子者・丸川敦役の駒木根葵汰、学業にも秀でており、チーム内随一の知性派である特攻隊長・黒田剛志に扮する田中偉登、メンバーの亀井礼音役・簡秀吉、同じくメンバー・小見田信造役の石山順征、メンバー・塚尾貞治を演じる三浦獠太と、若手俳優が一堂に会する。中でも中川は、『仮面ライダーゼロワン』で高橋、井桁と共演。以降、『コタツがない家』(23年・日本テレビ系)ほかのドラマや映画で培った表現力や個性を遺憾なく発揮する。さらに2021年のスーパー戦隊シリーズ『機界戦隊ゼンカイジャー』(テレビ朝日系)で主演を務め、2022年の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(テレビ朝日系)にも連続出演した駒木根や、2022年の『仮面ライダーギーツ』(テレビ朝日系)主演・簡、2014年の劇場版『仮面ライダー鎧武(ガイム)』出演・田中といった仮面ライダー・スーパー戦隊出身者がそろい踏みで、各々の見せ場も満載になるという。また、今後も仮面ライダー・スーパー戦隊出身者の出演発表が予定されている。

【編集部MEMO】
今作の脚本は、『プロミス・シンデレラ』(21年・TBS系)、『波よ聞いてくれ』(23年・テレビ朝日系)などで知られる古家和尚氏が担当。監督には、住田崇氏(『架空OL日記』、『波よ聞いてくれ』)、近藤啓介氏(『直ちゃんは小学五年生』、『婚活探偵』)、植田尚氏(『特命係長 只野仁』、『まだ結婚できない男』)が名を連ねる。