俳優の西垣匠が、女優の高橋ひかるが主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『顔に泥を塗る』(7月13日 毎週土曜23:30~)に出演する。
■高橋ひかる主演『顔に泥を塗る』
SNSで大きな反響を呼んだヨシカズ原作の人気コミック『顔に泥を塗る』(ゼノンコミックス/コアミックス)を実写化する今作は、運命的に出会ったメイク男子・高倉イヴ(木村慧人)に施してもらったメイクをきっかけに前に踏み出しはじめた主人公・柚原美紅(高橋)が、モラハラ男へと変ぼうした彼氏に立ち向かい、メイクの力で人生を変えていく人生逆転ラブストーリー。
■西垣匠、モラハラ男に豹変する高橋ひかるの彼氏役に
西垣が演じるのは、美紅と同棲するエリート弁護士・結城悠久=通称・ハル。学生時代から美紅と付き合っているハルは、頭も良くて優しく、誰もが憧れる存在。とても穏やかで、常に美紅を気遣う優しい彼氏だったのだが……。美紅がメイク男子の高倉イヴ(木村慧人)に偶然出会い、メイクをしてもらったことをきっかけに、優しかったハルがモラハラ男へと豹変。「美紅のため」という偽善に満ちた言葉を口にしながらも冷徹に、美紅を翻弄していくことに。
2021年に俳優デビューをはたした西垣は、これまで『みなと商事コインランドリー』(22年、23年)、『ハマる男に蹴りたい女』(23年)、『ペンディングトレインー8時23分、明日 君と』(23年)などのドラマや、舞台『劇団☆新感線 薔薇とサムライ2 ―海賊女王の帰還―』(22年)、映画『わたしの幸せな結婚』など話題作に続々と出演し、存在感を発揮してきた。多彩な役を演じてきた西垣だが、ヒール役は初挑戦。西垣は、「一見外面は悪いけど根はいいやつ、のような役を演じることが多かったんです」と言い、「そういう意味では今回、外面がすごい良いけど、美紅の前で本性が現れるという、これまでやってきたものとは対照的な役なので、とてもチャレンジな作品だなと思いました」と期待に目を輝かせて語る。
一方で、西垣自身は慶応義塾大学を卒業し、学生時代にはフェンシング日本代表として海外遠征に行っていたこともあるなど、エリートであるハルはまさにハマり役。「キャーキャーという歓声は木村慧人くんたちにお任せして、別の違った悲鳴を視聴者の皆さんから頂けるように頑張りたいなと思います!」と意気込む西垣が、全身全霊で挑むモラハラ彼氏・ハルに注目だ。
■西垣匠(結城悠久・役) コメント
――本作に出演が決まった時のお気持ちを教えてください。
今回、モラハラ彼氏を演じさせていただきますが、ここまで振り切った役は今まであまりチャレンジしたことがなく、どちらかというと、一見外面は悪いけど根はいいやつ、のような役を演じることが多かったんです。そういう意味では今回、外面がすごい良いけど、美紅の前で本性が現れるという、これまでやってきたものとは対照的な役なので、とてもチャレンジな作品だなと思いましたし、すごく楽しみでした。実は僕、頭が良くて性格の悪い役をやってみたかったんです。ハルくんはドンピシャだったので本当にうれしかったですね。かなり振り切っているので、どこまでできるのかなど、現場で探りながら挑みたいと思います。
――西垣さんが演じる“ハル”について、どんな人物だと思いますか?
ハルくんは美紅のことを傷つけるし、(一般的に言えば)悪い人なんですけど、美紅に対しての愛情が深く、ただ手段を間違ってしまっているんだと思うんです。そういう気持ちには寄り添ってあげたいなと思っていますね。あくまで“美紅を思っているからこその行動”というところは、ブレずにやっていけたらいいなと思っています。
――主演の高橋ひかるさんの印象を教えてください。
2年くらい前に雑誌の撮影で一緒にお仕事させていただいてて、それ以来だったのですが、その時と印象は変わらず、明るく社交的で、かつ本当にしっかりしていらっしゃいますね。年齢は僕の2つ下なのですが、当時から考え方など大人だなって思っていました。また、軸を持ってしっかりと生きてらっしゃる方だと思っているので、そこをどういう風に美紅の、風が吹いたらどこかに飛んでいってしまいそうな印象に作り上げていくのか楽しみですね。ただ、僕とはシリアスなシーンが多いのですが、ティザー撮影の時も高橋さんは僕の顔を見ただけでちょっと笑っちゃっていたので、やや心配です(笑)。
現場でカメラが回ってない時は高橋さんをはじめ、共演者の方々と仲良くコミュニケーションを取って、僕はあまり明るいシーンがないんですけど、オンとオフで“プラマイ0”ぐらいにしていきたいと思います(笑)。
――本作の見どころを含め、視聴者の皆様へメッセージをお願いします。
今回、モラハラ彼氏という役柄に初挑戦しますが、キャーキャーという歓声は木村慧人くんたちにお任せして、別の違った悲鳴を視聴者の皆さんから頂けるように頑張りたいなと思います! よろしくお願いします。
■高橋ひかる(柚原美紅・役) コメント
西垣さんとはティザーの撮影でご一緒した際に、私は真面目に立っているのに、西垣さんは私の顔を見たら笑うんですよ(笑)。ハルくんとの関係性というより、対人としての関係性は、それぐらい空気感が出来上がっていて、すごく安心感があります。面白いお兄ちゃんみたいな雰囲気で、実際に西垣さんの妹さんが私と同い年らしくて、現場では本当に頼れるお兄ちゃんになってくれそうだなと感じています。その関係とは一変して、役を通しては縛り付けられる関係性なので、まだどうなるか全く想像はできないのですが、楽しみです!
【編集部MEMO】
西垣匠は、1999年5月26日生まれ、石川県出身。血液型はB型で、身長は178cm。慶應義塾大学卒業。趣味はゲーム、お笑い鑑賞、特技はフェンシング(日本代表経験あり)。近年の出演作にドラマ『みなと商事コインランドリー』、『時をかけるな、恋人たち』、映画『ゴジラ-1.0』など。2024年は、ドラマ『春になったら』、『マルス-ゼロの革命-』、『訳アリ女ダイアリー』、『高額当選しちゃいました』、映画『マイホームヒーロー』、『みーんな、宇宙人。』に出演。公開待機作に、映画『六人の嘘つきな大学生(11月22日公開予定)がある。