LIFULL HOME'Sは6月26日、「2024年東京23区の新築マンション平均価格」に関する調査結果を発表した。本調査は、2024年1月〜5月の間、東京都内で分譲された新築マンションを行政区単位で集計し、2023年1~5月に行った前年度調査と比較。各マンションにつき、分譲期ごとに最高価格/面積と最低価格/面積を抽出し平均値を算出したもの。
東京23区の新築マンションの平方メートル単価の上昇率1位は「北区」の64.3%(前期比+72.8万円/平方メートル)という結果に。2位「渋谷区」の53.8%、3位「港区」の36.6%を上回り、北区の平均価格は1億3,517万円(同+5,851万円)と億超えとなった。
2位「渋谷区」は、平方メートル単価が最高額であったことと平均専有面積80平方メートルの広さであったことも総じて平均価格は2億4,212万円(同+1億3,512万円)に。一方、「港区」は上昇率3位にも関わらず平均価格が1億8,758万円(同-1億7,280万円)であった。これは平均専有面積が58.26平方メートルと今期分譲された物件の1部屋当たりの面積が小さくなったためだという。
また、23区のうち7区では平方メートル単価が前年を下回る結果に。最も平方メートル単価が下がったのは「新宿区」で前期から約50万円下がったが、199.7万円/平方メートルとまだ高額であるという。
東京市部での新築マンションの平均平方メートル単価の上昇率1位は「昭島市」の36.0%(前期比+21.3万円/平方メートル)、2位は「国立市」の21.7%、3位は「青梅市」の12.9%という結果に。
東京市部の新築マンション平均価格は5,805万円で平均平方メートル単価は89.4万円、平均平方メートル単価の上昇率は3.5%となった。また、新築マンション平均価格の最高額はJR中央線の「吉祥寺」・「三鷹」・「武蔵境」がある「武蔵野市」の9,074万円で、平均平方メートル単価も最も高く151.8万円であった。平均平方メートル単価だと23区の台東区を上回る価格になったという。