ニコンイメージングジャパンは6月26日、フルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ対応の広角単焦点レンズ「NIKKOR Z 35mm f/1.4」を発表した。価格はオープンで、ニコンダイレクトでの価格は104,500円。7月19日より発売する。
NIKKOR Z 35mm f/1.4は、開放F値1.4の明るい広角単焦点レンズ。その明るさから、速いシャッタースピードや低いISO感度が使えるので、ブレやノイズを抑えて撮影できる。焦点距離は35mmと扱いやすい画角。見たままの自然な範囲を収められ、風景やポートレート撮影などで活躍する。
最短撮影距離が0.27mと短く、被写体に近づいて撮影できるため、料理や花などの撮影にも使える。絞り羽根枚数は9枚(円形絞り)で、大きなボケと柔らかい表現が可能。被写体が際立つ立体感のある描写も楽しめる。
レンズ構成は9群11枚(非球面レンズ2枚)。高い光学性能によりシャープな解像力と、色付きが少なく抜けが良いクリアーな描写が得られる。STM(ステッピングモーター)を採用するマルチフォーカス方式を採用し、AF駆動は高速かつ静粛。フォーカスブリージングの抑制に配慮した設計なので動画撮影にも適している。
シーリングを随所に施した防塵・防滴に配慮した設計で、アタッチメントサイズ(フィルターサイズ)は62mm。本体サイズは最大径が約74.5mm×86.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)、重さは約415g。付属品は、レンズキャップ62mm「LC-62B(スプリング式)」、裏ぶた「LF-N1」、レンズフード「HB-115」。