大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)は28日、軌道法第三条に基づき、3月27日に中央線の森ノ宮駅から(仮称)森之宮新駅に至る区間の軌道事業の特許を国土交通大臣あてに申請し、6月28日に特許を取得したと発表した。
開業時期は2028年春の予定。森之宮検車場内に新駅が設置され、大阪城東部地区までのアクセス利便性が向上するとのこと。
同社は大阪府・大阪市を中心にまちづくり開発計画が進む「森之宮」を東の拠点と位置づけ、西の拠点と位置づける「夢洲」と合わせて東西軸を強化し、大阪の発展に寄与することをめざしている。新駅は森之宮地区におけるまちづくり開発のために設置され、開発エリアのアクセス性向上とにぎわい創出を図る。
事業区間は中央線の森ノ宮駅から(仮称)森之宮新駅までの約1.1km。同社の運賃体系を適用し、通算運賃として加算運賃は設定しない。森ノ宮駅から(仮称)森之宮新駅まで折返し運転を行い、1時間あたり上下8本、上下それぞれ15分間隔の運行を予定している。アリーナでの大規模イベント開催時など、臨時列車の運行も検討するとのこと。