テレビ東京開局60周年特別企画『日本⇔南極35000㎞!南極観測船“しらせ”に乗せてもらいました!』(7月21日18:30~)が放送される。

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日本から南極の昭和基地までの往復151日間に密着

同番組は2018年から日曜ビッグバラエティ枠で放送している「巨大船に乗せてもらいました」シリーズ第5弾。今回の巨大船は全長138m、海上自衛隊が保有する日本で唯一の砕氷艦「しらせ」で、日本から南極の昭和基地までの往復151日間、35,000kmと、シリーズ最長の大航海の模様を届けていく。海自隊員の船内の仕事・生活だけではなく、南極での任務にも密着。観測船や観測隊の歴史にも触れるなど、老若男女、また家族で夏を満喫できる大航海SPとなる。

今回乗船した「しらせ」は、第1次隊~第6次隊の「宗谷」、第7次隊~第24次隊の「ふじ」、第25次隊~第49次隊の「しらせ(1代目)」に続く4代目の南極観測船。約1.5mの厚さの氷海域を時速5㎞で連続砕氷でき、氷海では融雪用散水装置が可動する日本唯一の砕氷艦だ。

毎年約80名の南極観測隊員と物資を昭和基地へ運び、任務を任されるのは、艦長、航海士、機関士ら、全国から集結した約180名の海上自衛隊員。「しらせ」とはどんな船で、船員たちの任務や船内生活はどのようになっているのか、これまで好評を博してきた「巨大船に乗せてもらいました」シリーズに関わったディレクターが第65次南極観測隊員に同行し、海自隊員とともに2023年11月に横須賀から「しらせ」に乗船した。

横須賀を出港した「しらせ」はオーストラリアのフリマントル港に到着。65次隊を乗せると約1カ月かけて昭和基地へ向かう。南緯55度に達し、インド洋から南極海に突入したとたん、数えきれないほどの流氷が出現。乗り上げた船の重さで厚い氷を割りながら少しずつ航路を切り開いていく。南極・昭和基地が近づいてくると、船はますます覆いつくされる流氷で身動きが取れず、船が氷塊にぶつかる衝撃で船内は地鳴りのような揺れが。そんな中、氷上にはアデリーペンギンやアザラシ、そして空にはオーロラも現れる。

搭載しているヘリコプターの整備や、海自隊ならではのイベントの準備、大勢で入る風呂、金曜日のカレーなど、過去に紹介してきた民間の巨大船とはまた違う船内の特徴も紹介。そして4回目の南極渡航となる齋藤艦長や、南極に憧れて自衛隊に入ったという若い隊員に密着する。昭和基地の秘密や歴史を盛り込みながら、海自隊員の南極での活動や観測隊の生活、ヘリコプターで行く白銀の素晴らしい景色、猛吹雪の中での仕事など、南極での見どころも盛りだくさんのSPとなっている。

【編集部MEMO】
過去の『巨大船に乗せてもらいました』シリーズとして、第1弾「日本→欧州20000km“巨大コンテナ船に乗せてもらいました!」(2018年10月7日放送)、第2弾「日本→米国20000km“自動車輸送船に乗せてもらいました」(2019年6月9日放送)、第3弾「英国⇒日本25000km!超巨大コンテナ船に乗せてもらいました! 世界大航海SP」(2020年6月21日放送)、第4弾「日本⇒インド洋!27000km! 巨大客船に乗せてもらいましたSP」(2023年3月5日放送)が放送されている。

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