アイドルグループ・SixTONESの京本大我が主演を務める、映画『言えない秘密』(6月28日公開)の本編&メイキング映像が27日、公開された。

  • 映画『言えない秘密』

雪乃(古川琴音)に誘われ、鍵盤に指を落とす湊人(京本大我) 映画『言えない秘密』

今回公開されたのは、湊人(京本)と雪乃(古川琴音)が初めて連弾するシーンの本編&メイキング映像。

ソロでも“音大生”としてレベルの高いピアノ演奏を求められるだけでも大変ななか、互いの呼吸を合わせる必要のある連弾シーンに挑戦。技術的な大変さにくわえ、物語的にとても大事なシーンとあって、役として感情を乗せながら演奏する必要があり、京本と古川は、並々ならぬ気合いを入れて撮影に臨んだ。

本編映像は、湊人の自宅に併設された父(尾美としのり)が経営するカフェ・ポロネーズで、雪乃が単独でショパンの「華麗なる大円舞曲」を弾き始め、湊人に演奏に入ってくるように促すところから始まる。海外留学でトラウマを抱え、ピアノと距離を置こうとしていた湊人は、最初はその誘いに応じないが、楽しそうに演奏する雪乃に根負けし、やがて横に座り、鍵盤に指を落とす。

元々、雪乃が奏でるピアノの音色に湊人が導かれるという形で出会った2人は、初めて音を重ねたにも関わらず、相性は抜群。時に視線を合わせ、指が触れ合う瞬間もありながら、雪乃だけでなく湊人も心から演奏を楽しんでいる様子が感じとれる。

さらに、演奏後に顔を見合わせて笑い合うまでの様子は、連弾によって得られた楽しさや清々しさに加え、2人の心の距離がグッと近づいたことを感じさせるものとなっている。

メイキング映像では、旧講義棟の演奏室での連弾シーンの撮影風景の一部を公開。OKの声がかかると、京本と古川が喜んでハイタッチする瞬間も捉えられている。クランクイン前だけでなく、撮影中も他の共演者から「いつもピアノを練習していてなかなか話しかけられなかった」「常に現場ではピアノの音がしていた」と言われるほどピアノ練習に励み、ピアノを通してコミュニケーションをとってきた2人。音大生としての役柄の説得力が増し、惹かれ合う2人の演技にもその様子が反映されている。

(C)2024「言えない秘密」製作委員会

【編集部MEMO】
映画『言えない秘密』(2024年夏公開)は台湾の人気スター・ジェイ・チョウが主演・初監督を務めたヒット映画を原案として製作された。ピアノ留学から帰国し、伝統ある音楽大学に編入してきた湊人(京本大我)は、取り壊しが近い旧講義棟の演奏室で、神秘的なピアノを奏でる雪乃(古川琴音)と出会う。今までに耳にしたことのない美しい旋律に強く惹かれた湊人は雪乃に曲名を尋ねるが、「それは秘密」と耳元で優しく囁くだけだった。雪乃に会うたびに心惹かれていく湊人はトラウマだったピアノへ次第に向き合う事ができるようになっていく。しかしある日突然、彼女は目の前から姿を消してしまう。