iPhoneのカメラは、静止画だけでなく動画の撮影にも大活躍。レンズは明るく4K解像度に対応、60pや24pなどいろいろなフレームレートで撮影できます。問題があるとすればiPhoneの内蔵ストレージ、長尺の動画は空き容量を気にしつつ撮影しなければなりません。
撮影後であればUSBメモリに転送するなどの回避策を考えられるものの、標準のカメラアプリには直接外部ストレージへ記録する機能はありません。撮影前の時点で空き容量が決定的に不足していれば、その範囲内で撮影することになります。
Macを利用しているのなら「連係カメラ」という手があります。Macに標準装備の「QuickTime Player」というアプリには録画機能が用意されているので、連係カメラを有効にしてMacのストレージへ記録するのです。
ただし、直接iPhoneで撮影するときとまったく同じではありません。選択できる品質は2種類、「高」は解像度が1920×1080ピクセルでビデオコーデックがH.264、オーディオコーデックがAAC/48kHz。「最高」は解像度が1280×720ピクセルでビデオコーデックがApple ProRes 422、オーディオコーデックがリニアPCM 48kHz/32bitです。フレームレートの変更やDolby Visionには対応していません。
反対に、iPhoneで撮影するときより有利な点もあります。iPhoneよりストレージの空きに関する制約が少ない、外付けマイクを選択できる、「デスクビュー」など連係カメラならではの構図で撮影できる...iPhoneとMacの接続はワイヤレスで構わないため、離れた場所から撮影することもかんたんです。工夫次第でユニークなムービーを撮れるはずですよ?