Natureは6月26日、スマートリモコン・Nature Remoシリーズの新製品「Nature Remo Lapis」(ネイチャーリモラピス)を発表。さらに、auエネルギー&ライフと共同で新たな家庭向け節電サービス「スマート節電 with Nature Green」を発表した。

  • Nature Remo Lapis

  • スマート節電 with Nature Green

Nature Remo Lapisは、本体サイズ/重さが57×69×26mm/26gと、石ころのような丸みを帯びたボディデザインのスマートリモコン。「オートエコ」、「コスパ起動」、「消し忘れアラート」といった“がんばらない節電”志向の機能を装備している。7月5日発売で、価格は7,980円。6月26日から先行予約販売を開始しており、7月5日11時59分までに購入すると1,000円オフの6,980円で購入できる。

温度・湿度センサーのほか、2.4GHz帯の無線LANとBluetooth LE、赤外線ブリッジ機能を搭載。さらに新たな接続機器としてスマートスイッチ「SESAME Bot 2」、スマート照明「Philips Hue」が加わる。スマートホームデバイスの標準規格「Matter」もサポートしており、「Qrio Lock」や「SESAME 5/5 Pro」といったDoor Lockタイプに新対応。Matter接続台数は従来の3から20へ、同時利用できるfabricの数も2から8に大幅増。

主な機能は以下の通り。

1. オートエコ

好みに合わせて三段階で自動で節電。選択した節電強度に合わせて、1日当たり最短2時間から最長8時間のエアコンの自動制御を行う。エアコンの利用状況を分析し、節電タイミングを計画。オートエコによる節電の結果やユーザーが温度設定を手動で変えた場合に暑い/寒いを判断し、制御を最適化する。

Natureでは、1日最長8時間節電を行った場合、月額最大2,300円の節電につながるとアピールしている(東京電力 従量電灯の3段階目料金で計算したもの)。

2. コスパ起動

エアコンを急速に冷やしたり暖める必要がないときに、ゆっくりとエアコンの温度を変更する機能。冷房および暖房の時のみ作動する。

具体的には、エアコンを起動するオートメーション利用時に設定でき、エアコン起動時の室温と設定温度を基に制御時間を設定。室温をNature Remoがチェックしながら、段階的にエアコンの設定温度を変更していく。

3. 消し忘れアラート(今夏リリース予定)

家に誰もいない状態で、一定時間以上エアコンがついているときにアプリで通知する機能。アプリで設定したホーム(自宅)の参加ユーザーが在宅・外出中かどうかを、位置情報を基に判定する。

ユーザーが外出中で、設定した時間を超えた場合にプッシュ通知。複数台のエアコンをNature Remoに登録している場合、どのエアコンの状況を通知するか指定できる。

熱中症アラート/快適指数表示/バイタルデータ連携の3機能追加

さらにNature Remo Lapisには今夏から2025年にかけて、「熱中症アラート」、「快適指数表示」、「バイタルデータ連携」の3機能を追加していくことも発表。「部屋の空気を調整し、日々の体調をととのえていく機能」とアピールしている。

熱中症アラートは今夏リリース予定で、電気を使うのを我慢して部屋が暑すぎる状況になるのを防ぐもの。Nature Remoのある部屋の温度と湿度が一定水準以上になり、熱中症危険レベルが高くなった場合にプッシュ通知する。

快適指数表示は今冬リリース予定で、部屋の快適指数を表示して適切な状態に保たれているかを確認できるようにする機能。部屋の快適指数を表示し、適切な室内環境かどうかを簡単に見える化するとしている。

バイタルデータ連携は2025年リリースを予定しており、ウェアラブルデバイスと連携してバイタルデータをもとにエアコン制を最適化する。

au エネルギー&ライフとNatureが第1弾の取り組みとして新たに提供する、家庭向け節電サービス「スマート節電 with Nature Green」は、auでんきの契約者であれば月額550円でNature Remo Lapisを使えるオプションサービス。

Nature Remo Lapisのオートエコ機能でエアコン作動状況を分析し、自動で節電できるようにするる。オートエコを使うと1日最長8時間の自動節電が行え、月額最大2,300円程度の節電につながるとアピールしている。同サービスに申し込み後、利用開始月+1カ月間は月額料金が無料となる。なお、初期費用はかからない(0円)。

  • スマート節電 with Nature Greenの概要

Natureとauエネルギー&ライフは6月26日、報道陣向けの発表会を開催。会見の模様は追ってお伝えする。