かわいいフリー素材集「いらすとや」において、「HBMのイラスト」が6月25日に掲載されている。従来のメモリチップとは異なり、パッケージ内に混載されている様子がよくわかる。
今回掲載された「HBMのイラスト」は、AI向けの半導体製品への採用例が多くなっている最新メモリ規格。キャプションにも「AIのデータ処理などを行うGPUに搭載されるメモリー、HBM(High Bandwidth Memory・広帯域メモリ)のイラストです。」とあり、AI製品への採用が増えていることが反映されているようだ。
一般的なグラフィックスカード等に採用のあるGDDRメモリとの大きな違いとして、メモリチップがパッケージ内部に統合されている点がポイント。これによって従来よりも極めて広い帯域を小さいレイテンシで利用できるようになり、全体的な計算能力の向上を図っている。
なお、いらすとやでは「HBMのイラスト」に加えて、「シリコンウェハのイラスト」もあわせて公開中。ケイ素の単結晶インゴットをそのまま切り出し、回路を焼き付けた様子をいらすと化したようで、うっすらとダイ形状が浮かび上がっている様子がわかる。
HBMのイラストhttps://t.co/fFwkgka78I
— いらすとや (@irasutoya) June 25, 2024
画像はいずれもいらすとや公式サイトから。