アイスタットは、気象病(天気痛)に関するアンケート調査を発表した。同調査は2024年6月の期間、アイブリッジ会員20 歳~59 歳の有職者を対象にインターネットを用いて行われた。
気象病(天気痛)の診断チェックリストを提示し該当するものを聞いたところ、「あてはまるものはない」が47.0%で最も多く、次に「春や秋、梅雨など季節の変わり目に体調を崩しやすい」の18.3%、「『もうすぐ雨が降りそう』『気圧が変化しそう』というのがなんとなくわかる」「雨が降る前に頭痛を感じることがある」が同率で17.3%と続いた。
この診断リストで該当が複数ある場合、「気象病のリスク(危険)が高いかも」といった見解がある。そこで、1人当たりのチェック数を調べたところ、「0個」を除くと「1個」が22.0%で最も多く、次に「2個」の15.7%、「3個」の7.3%と続いた。これより、今回の調査対象者は「気象病」の高リスクの人が少ないことがうかがえた。また、1個~7個の合計53%から、2人のうち1人は「気象病」の可能性があることも明らかとなった。
「気候・天気の変化による身体の不調あり」を回答した人を対象に、どのような症状かを複数回答で聞いたところ、「頭痛」が49.4%で最も多く、次に「倦怠感(だるさ)」の37.1%、「疲労感」の27.6%の順で続いた。
気象病の有無(自己診断)との関連をみると、「気分の浮き沈み」「疲労感」を回答した人は「気象病でない」ほど多く、「頭痛」「吐き気・嘔吐」を回答した人は「気象病を持っている気がする」ほど多く、それ以外の症状を回答した人は「気象病である」ほど多かった。
「気象病である・持っている気がする人」と「気象病でない人」の生活習慣・行動の違いは何かを「%差」から調べると、違いの第1位は「ストレスをためやすい」の22.4%差、第2位は「『頭痛』『肩こり』『腰痛』がよく起こる」の19.0%差、第3位は「貧血の症状がある」の18.7%差であった。