オープンワークは6月25日、「30歳の推定年収ランキング」を発表した。同ランキングは、OpenWorkに投稿された各企業の年収データを基に作成された。

30歳の正社員・契約社員の推定平均年収は「489.7万円」

  • 年齢別の推定平均年収

OpenWorkに投稿された全年収データを対象に算出した30歳の推定平均年収は489.7万円だった。年齢別では、25歳から30歳のアップ幅が最も大きく、102万円アップとなった。20代後半は最も変化の大きいタイミングであることがうかがえる。

30歳の推定年収ランキング

  • 30歳の推定年収ランキング

30歳時点の推定平均年収が高い企業ランキングでは、上位4位を証券会社が占める結果となった。ランクイン企業の業界別の内訳は、最多が「金融」、次いで「コンサル」「商社」となった。就活生からの人気が高い5大商社と呼ばれる会社が全てランクインしていることや、ランクイン企業の待遇面の満足度の平均は5スコア中4.5スコアと、総じて高いことが特徴として浮かび上がった。

ランクイン企業に寄せられたクチコミには、「若々しく、皆で一丸になって目標に進むような雰囲気。若いうちなら楽しい職場だと思います。ただ、ハードワークです。その辺りのコントロールは本人に任せられていて、特に管理されていません。アメリカ的で、決定は速いし、機動的だと思います」(オペレーション、在籍10~15年、退社済み、中途入社、男性)、「本人の力量次第です。完全なる成果主義なので、仕事さえちゃんとやっていれば早く帰ろうが休みをたくさん取ろうが文句を言う人はいません。残業の多い人=頑張っている人ではなく非効率な人と見られます。みなさんスピード感をもって仕事をしていてタスク分担も明確なので、ダラダラ長く仕事をしたり他の人の仕事をカバーしたりすることがあまりなく、自分には合っていると感じます」(事務職、在籍10~15年、現職、中途入社、女性)など、「セルフマネジメント力の高さ」と「成果主義」に関する言及が多く見受けられた。