東京メトロは25日、有楽町線延伸開業(2030年代半ばの予定)に向け、豊洲~住吉間の新駅2駅「(仮称)枝川駅」「(仮称)千石駅」を対象に、「新駅出入口用地の公募」を実施すると発表した。

  • 有楽町線延伸区間(豊洲~住吉間)に設置する新駅2駅で出入口用地を公募する

有楽町線延伸(豊洲~住吉間)に関して、2022年3月に国土交通大臣から鉄道事業許可が出ている。今月17日に東京都から都市計画決定の告示がされたことを受け、東京メトロは豊洲~住吉間の工事に着手する予定。これにともない、延伸区間に設置される「(仮称)枝川駅」付近と「(仮称)千石駅」付近で出入口の整備を行うため、用地取得を行うこととした。

募集対象エリアは、江東区の枝川二丁目付近と千石二丁目付近。この2つのエリアで土地を所有している個人および事業者からの土地購入、同エリアで建物の建替え・開発等を計画・検討している都市開発事業者と協議を行い、建替え・再開発等に合わせて出入口を設置する方法が想定されている。

公募期間は2027年3月31日まで。東京メトロ「まちづくり連携プロジェクトチーム」が窓口となる。この公募とは別に、同社社員が実際に新駅予定地周辺を訪ね、出入口設置について交渉を行う場合もあるとのこと。