プレシードジャパンは、独自設計のヘリカルイヤーフックで装着感を高めたAVIOTブランドのオープンイヤー型イヤホン「TE-H1」を7月2日に発売する。価格は16,940円で、カラーはブラック、ドーンネイビー、シルバーの3色。予約受付を6月25日に開始した。
耳をふさがずに、周囲の音を聞きながら音楽も楽しめる「Openpiece」シリーズの新機種。片耳7.5gの軽量設計に加え、“耳を包み込むよう”な独自の新規開発「ヘリカルイヤーフック」形状を採用することで、長時間使用しても疲れにくく、着けていることを感じさせない高い装着感を追求した。
新開発の14.2mm径ドライバーを搭載し、オープン形状に特化した音響設計を採用。「まるでスピーカーで聴いているような高音質と臨場感」が楽しめるとしている。
具体的には、ドライバーはオープンイヤーイヤホン向けのパワーと減衰率を両立するために、合成樹脂をパルプファイバーで補強した新規設計のハイブリッド振動板を採用。低歪みでバランスの良い特性により、開放感を邪魔しない自然な広がりのサウンドが楽しめるとする。
音響設計については、マルチダクト構造を採用。ドライバー前方のメインダクト、ドライバー後方の音を活用して音の広がりをもたらすサブダクト、アコースティックインピーダンスを最適化しつつ音漏れを抑制するアッパーダクトを配することで、コンパクトながら正確な振動板駆動と最適な音響放射を追求している。
前出のマルチダクト構造で音を放射する方向をコントロールし、周囲への音漏れを軽減。加えて、オープンイヤー型で課題となる音漏れを気にせず、オフィスやランニング、通勤・通学などでも使えるという「音漏れ抑制モード」を装備する。
標準では「高音質モード」だが、電車で隣の席に誰かが座っている場合など、音漏れを抑えたいシーンでタッチ操作ひとつで音漏れ抑制モードに切り替えられるという。さらに今後、周囲が騒がしい空間向けの「音量優先モード」を追加し、状況に合わせて3つのモードを使い分けられるようになる。音量優先モードは、専用アプリ「AVIOT SOUND ME」で7月中に予定しているアップデートを適用することで対応予定。
Bluetooth 5.3準拠で対応コーデックはSBCとAACに加え、LDACコーデックによるハイレゾワイヤレス再生にも対応する。片側にMEMSマイク2基を内蔵し、ハンズフリー通話も可能。話し声と周囲のノイズを判別・除去するAI技術活用のアルゴリズムにより、クリアな音声通話を追求している。このほか、スマホやPCなど2台の機器に同時接続できるマルチポイント接続や、片耳だけでも音楽を楽しめる片耳モードにも対応する。
連続再生時間はイヤホン単体で最大12時間、充電ケース込みで最大42時間。約10分の充電で最大60分音楽を聴ける急速充電にも対応する。充電端子はUSB Type-C。イヤホン本体と充電ケースの外装は、AVIOTがもつ多層塗装と金属蒸着技術のノウハウを活かし、“深みのある色合いと高品位な質感”を実現した。イヤホン本体はIPX4相当の生活防水対応。