京成電鉄と新京成電鉄は25日、鉄道事業法にもとづく鉄道事業の合併認可申請を5月21日に行い、6月25日に国土交通大臣から認可されたと発表した。新京成線は2025年4月1日から、京成電鉄の「松戸線」として営業する。
国土交通省の発表によると、今回の合併は京成電鉄を存続会社、新京成電鉄を消滅会社とする吸収合併方式であり、現在の新京成電鉄は合併後に解散するという。両社は合併後、経営の効率化・意思決定の迅速化を図ることで経営資源の最適かつ効率的な活用と競争力の強化を進め、持続的な成長を実現し、地域に根ざした企業としての社会的責任を果たしていくとのこと。
2025年4月以降、新京成線は京成電鉄の「松戸線」(京成津田沼~松戸間、26.5km)となる。対象駅は新津田沼駅(KS66)から松戸駅(KS88)までの23駅。京成電鉄の路線図における松戸線のカラーは茶色とされた。合併に伴う運賃・料金やダイヤの変更は行わない。
なお、新京成電鉄の車両は現在、「ジェントルピンク」を基調としたカラーリングだが、合併後に京成カラー(赤・青・シルバー)を基調としたカラーリングへ順次更新予定とのこと。