クレジットカードなんてどれも同じ……そう思っている方もいるかもしれません。しかしよく調べるとカードによって年会費が異なるのはもちろん、得られる特典も大きく異なります。三井住友トラストクラブ「ダイナースクラブカード」の特典である、会員限定企画「カルチャーラボ」の中でも人気の「馬主体験講座」の体験レポートをお届けします。

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    「JRA×ダイナースクラブ共同開催 馬主体験講座」を体験してきた

ワンランク上の体験がかなう「ダイナースクラブカード」

ダイナースクラブカードは本会員の年会費が2万4,200円、家族会員は5,500円。ちょっとお高い? と思われるかもしれませんが、グルメ、トラベル、エンタテイメント、ゴルフなど幅広い優待サービスがあり、会員限定イベントへ招待されるなど、人生を豊かにしてくれるワンランク上の体験がかないます。さらに銀座・梅田には会員専用ラウンジもあり、公私ともに活用できそうです。

  • ダイナースクラブカード

体験することができたのはダイナースクラブの「カルチャーラボ」と呼ばれる会員限定の講座。大使館を訪れたり、日本を代表する経営者と交流したりといった稀有な経験ができることから、募集人数に対してかなりの応募が殺到する人気企画です。今回はその中でも特に人気の「JRA×ダイナースクラブ共同開催 馬主体験講座」の様子をお届けします。

京都競馬場と東京競馬場の2か所で開催され、募集人数は抽選で各回10組(申込会員1名につき、同伴者3名まで)ですが、馬主の方でも一般の方は通常入ることができないエリアに入れることもあり、毎回かなりの倍率なのだそう。どんな体験ができるのでしょうか。

馬主でも滅多に入れない「ダービールーム」

東京競馬場正門に到着しました。

  • 東京競馬場(東京都府中市)正門

指定されていた「東来賓受付」に到着しました。そこまで目立つ感じではないのですが、警備員の方がいらっしゃって重厚な雰囲気です。

  • 気軽には入れない雰囲気です

受付では身に付ける席章をもらいました。上着のボタンホールやかばんに着用します。

  • 上品な席章ですね

到着したのは「ダービールーム」。誰でも入れる場所ではなく、特別なイベントなどでしか利用されない来賓用特別室だそうです。

  • 各年のダービー馬の名前がつけられた「ダービールーム」

  • 廊下も絨毯が敷かれ高級感溢れる空間です

高級ホテルのラウンジといった雰囲気で、1組ごとにテーブルが用意されています。

  • 飲み物が提供され、ゆったりと過ごすことができます

  • お部屋の中にはモニターが複数台あり、各競馬場の実況中継や、結果&払い戻し額を確認することができます

廊下には馬券売り場と払い戻し機もあるので、いつでも馬券を購入・払い戻しすることが可能です。

  • 廊下の馬券売り場と払い戻し機があるので遠くまで買いにいく必要がありません

  • 別の階の「馬主専用フロア」はこんな感じ。講座内で案内してもらいました

ダービールームから外に出ると、目の前に広がる東京競馬場!

外の観覧席からはコース全体が見渡せます!

  • コースの向こう側までよく見えます

競走馬たちの疾走も上から見ると格別! コース全体が一望できるので刻々と変わる競走馬のポジションがよくわかります。

  • 座席もゆったりと作られているのでレース観戦も快適です

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    蹄跡までよく見えます

長谷川雄啓さんによる馬主講座

ダービールームでくつろいでいると、元グリーンチャンネルのキャスターで、競馬場のビギナーズセミナーの講師としても人気のDJ長谷川雄啓さんを講師に迎えた講座がスタートしました。

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    競馬ファンにはおなじみ! DJ長谷川雄啓さんが登場

自身も地方競馬の馬主資格を持つ馬主であるだけでなく、ラジオDJとしてのキャリアも長い長谷川さんの話はかなり面白い! 競馬のことをよく知らなかった筆者でも引き込まれ、「競馬を始めてみようかな」と思ってしまうほど。

長谷川さんの「競馬には2つのロマンがあります。1つは馬券のロマン、そして2つ目は馬そのものを好きになるロマンです。競馬の世界では馬主さんは最強の存在なのでぜひ目指してみてほしいですね」というお話から始まり、馬の膝はどこにあるのか? という基礎知識から、パドックで馬の歩き方からその日の調子を観察する方法、さらに競馬新聞の読み方まで丁寧に解説が続きます。

昼食はホテルオークラのお弁当をいただきました。

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    ホテルオークラのお弁当。上品なお味でした

いただいた「馬主登録ガイド」を見ていると、個人で馬主になるための条件は「年間所得1,700万円以上・保有資産7,500万円以上」!

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    「馬主登録ガイド」

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    個人で馬主になるための条件は「年間所得1,700万円以上・保有資産7,500万円以上」

JRAの方によると「これでも昔よりは条件が緩和されたのですが」とのこと! 講座の参加者の多くは馬主になることに興味を持っている方で、実際京都で行われた同イベントでは、その場で馬主登録申請を希望された方もいたとのことです。すごい会に参加しているのだなぁと高揚感が増しました。

毎日こうした体験はできなくとも、少し背伸びをすることで貴重な機会が体験でき、普段絶対に味わえない感情が得られるのは人生をより高めるためにも必要な時間かもしれません。

パドックの「中」に入る!?

午後からはバックヤードツアーが行われました。まずは騎手が重量を計量する「検量室」を外から見ました(撮影禁止でした)。適正な重さに足りない場合に騎手が身に付けるおもりを実際に触る体験も。

さらに馬主しか入ることのできない場所からパドックを見学。

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    この場所からパドックを見ることができるのは馬主だけ

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    間近で馬の様子を見ることで今日の調子が分かるのだそう!

パドックには誘導馬も現れました。誘導馬になれるのは、競走馬を引退した馬の中で素質のある馬だけなのだそう。1年ほどトレーニングを行い、誘導馬デビューするといいます。性格が穏やかで馬場に出ても走り出すことのない馬だけがなれるのですね。

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    誘導馬

さらに出走馬がレースに出走するためコースに出発した後にはパドック内に入ることが出来ました。パドック内に入ることができるのは馬主の中でも所有馬をGⅠレースに出走させる馬主だけということで、かなりレアです。講座参加者は皆さん記念撮影をしていました。

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    パドック内からの景色

ダービールームで馬券を買ってみた

バックヤードツアー終了後は再びダービールームに戻り、長谷川さんによる馬券の買い方講座です。

「競馬は1回のレースで必ず1着、2着、3着の馬がいます。どの馬が勝つのかを競馬新聞に書かれている記号や数字を使って探し出すゲームなんです。見事見つけることができると、よくこんな難解な推理ゲームを解き明かしましたねって言って報奨金がもらえるんです」というお話から、かなり詳細に競馬新聞の見るべき箇所や予想の仕方を教えていただきました。自身も1153万馬券を的中させた経験があるということで、独自の法則や理論がかなり具体的でした。

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    長谷川さんによる馬券の買い方。勉強になります!

教えていただいた内容を元に馬券を購入してみることに。長谷川さんは考え方は教えてくださったものの、どんな馬券を買うかはもちろん自分で考えます。

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    馬券を購入してみました

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自分で馬券を購入したレースは、これまでの時間なんとなく眺めていたものとは異なり、やはり食い入るように見てしまいます。時間をかけて勝つ馬を予想し、結果を自分の目で確認する……競馬の面白さをあらためて実感しました。しかも一番高い場所から全貌を確認できるなんて。贅沢な時間でした。

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    馬券は外れてしまったものの楽しかったです!

大人になると、自分の今いる世界よりも趣味が広がることは少ないものです。しかし、非日常な経験を経てさらに高い場所を目指そうとモチベーションが上がったり、これまで考えもしなかった場所に興味が広がったりすることは素晴らしいことだと感じました。クレジットカードの特典をきっかけに、皆さんもワンランク上に世界を広げてみませんか?