アップルが毎年実施している、世界中の学生を対象としたアプリ開発コンテスト「Swift Student Challenge」。先日、優れた作品を作った350名が受賞したことが発表されましたが、そのなかで特に卓越した作品と認められた50名の“優秀受賞者”に青山学院大の大学生が選ばれました!

  • 「Swift Student Challenge」で優秀受賞者に選ばれた青山学院大学3年生の河原慶太郎さん(中央)と、河原さんからアプリの説明を受けるアップルのティム・クックCEO(右)

アップルのSwift Student Challengeは、次世代の学生デベロッパ、クリエイター、起業家をサポートし、コーディングへの情熱を応援する毎年恒例のコンテスト。今年の優秀受賞者に選ばれたのは、青山学院大学3年生の河原慶太郎さんです。受賞したのは、iPad用のパズルゲーム「PuzzlePix」。お気に入りの写真をXcodeまたはiPad上で、世界に1つだけのジグソーパズル(4ピースから36ピースまで選択可能)に変換して遊べる、大人も子どもも一緒に楽しめるアプリ。河原さんは、Swift UIをベースに作成したこのアプリをApp Storeで公開し、「子どもたちの想像力を広げたい」と語ります。

  • 河原さんが開発したiPad用のパズルゲーム「PuzzlePix」

  • ピースの数は4ピースから36ピースまで選べ、お気に入りの写真や画像をジグソーパズルにできる

  • 作成したジグソーパズルは保存していつでも呼び出せる

河原さんを含む50名の優秀受賞者は、WWDC24のタイミングでクパティーノのApple本社に招待され、基調講演をはじめさまざまなイベントやワークショップに参加。基調講演前日の6月9日(現地時間)には、さらに選ばれた数名の優秀受賞者が自身の作品をティム・クックCEOに直接紹介する、またとない機会も用意されました。

【動画】Swift Student Challengeの優秀受賞者がティム・クックCEOに自身の作品を紹介しているところ

  • WWDCのタイミングに合わせてアップル本社に招待された50名の優秀受賞者

河原さんの作品について、ティム・クックCEOは「日本では、国中のデベロッパがさまざまな趣向を凝らし、App Storeならではのユニークな体験に日々命を吹き込んでいます。それはまさに慶太郎さんがこの楽しいパズルアプリで達成したことです。 慶太郎さんに会い、私は彼の才能、創意工夫、そして技術に対する秀でた情熱にとても感銘を受けました。慶太郎さんの未来が楽しみです」とコメントしました。