JR北海道は、今年も夏季繁忙期に合わせ、花咲線(根室本線釧路~根室間)・釧網本線の観光利用促進を目的に一部列車の車両を増結するとともに、指定席を設定することを発表した。
花咲線は8月1日から9月30日まで、釧路~根室間を走る「地球探索鉄道号」と快速「ノサップ」の上下各1本、合計で1日4本を2両編成に増結して運行。このうち、下り「地球探索鉄道号」と上りの快速「はなさき」はキハ54形とキハ40形の2両編成、下りの快速「ノサップ」と上り「地球探索鉄道号」はキハ54形2両で運転される。いずれも2号車の海側座席の一部(キハ54形・キハ40形の列車はキハ40形ボックスシート部、キハ54形2両の列車はクロスシート部)を指定席として設定する。
釧網本線は7月13日から8月18日までと8月24日から9月29日までの土日祝日、上りの「しれとこ摩周号」と下り普通列車(網走駅15時16分発・釧路駅18時43分着)の2本で増結し、H100形2両編成で運転する。釧網本線での指定席設定は「しれとこ摩周号」の釧路~川湯温泉間のみとされ、設定期間も8月24日から9月29日までの土日祝日のみとなる。
いずれも座席指定券は乗車日1カ月前の日の10時から、全国のJR駅の「みどりの窓口」と指定席券売機、おもな旅行会社などで発売される。ネット予約「えきねっと」でも申し込める。